HEALTH WORDS / 用語解説
Keap1-Nrf2経路
酸化ストレスに対する生体防御機構として重要な役割を果たす。
近年,肺がんや食道がんなど固形腫瘍の症例において,Nrf2が恒常的に活性化していることが報告され,それが予後不良因子であることも明らかになった.恒常的に活性化したNrf2は,解毒系酵素群や抗酸化タンパク質をコードする遺伝子発現を強力に誘導することで,酸化ストレスや抗がん剤/放射線治療に対する抵抗性を増強する.それに加えて,恒常的に活性化したNrf2は,がん細胞においてグルコースやグルタミンの代謝を変化させて,同化反応を促進してがん細胞の増殖に貢献する.1
参考文献・出典
- 酸化ストレス応答転写因子 Nrf2による代謝制御と細胞増殖: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/11/86-02-20.pdf ↩