チロシンキナーゼ2(tyrosine kinase 2 : TYK2) †
JAKファミリーに属する非受容体型チロシンキナーゼ。サイトカイン(IL-12、IL-23、IFN-αなど)の受容体に会合し、それらの受容体下流の細胞内シグナル伝達活性化を仲介し、T細胞やNK細胞の働きに関与する。*1
主にTh1細胞やTh17細胞の分化にかかわるサイトカイン受容体に作用する。*2
TYK2が関わるサイトカインシグナルの伝達異常が免疫不全症の原因になることが報告されている。さらに、このタンパク質のアミノ酸置換を伴う一塩基多型が、全身性エリテマトーデスや多発性硬化症、一型糖尿病の疾患感受性に影響することも報告されている。
Ⅰ型インターフェロン受容体のサブユニットであるIFNAR1、JAB1はTYK2に結合する。*3
*1研究概要 - 北海道大学大学院 薬学研究院 衛生化学研究室: http://www.pharm.hokudai.ac.jp/eisei/research/study3-4.html
*2低分子免疫抑制薬としてのJAK阻害薬の創成 JAK-STAT シグナル制御とモニタリング 東康之: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/144/4/144_160/_pdf
*3北海道大学 抗ウイルス因子インターフェロンの新たな活性制御メカニズムを解明: https://www.hokudai.ac.jp/news/131009_pr_pharm.pdf
*2低分子免疫抑制薬としてのJAK阻害薬の創成 JAK-STAT シグナル制御とモニタリング 東康之: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/144/4/144_160/_pdf
*3北海道大学 抗ウイルス因子インターフェロンの新たな活性制御メカニズムを解明: https://www.hokudai.ac.jp/news/131009_pr_pharm.pdf
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このページの最終更新日時: 2020-05-11 (月) 10:09:46