受容体(receptor)

細胞表面(多くは細胞膜上)に存在し、ホルモンなどと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に膜タンパク質レセプターリセプターとも呼ばれる。

受容体に結合できる分子のことをリガンドと呼ぶ。受容体に結合したリガンド自体は細胞内に入らないが、その細胞では様々な変化が引き起こされる。

受容体とは、ホルモン神経伝達物質などの特定の物質(リガンド)と結びついて細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激をキャッチし、細胞の内部に伝える最初の砦のような役割を持っています。わかりやすく言えば、この受容体がカギ穴だとした場合、カギに当たるのがリガンドです。*1

主に細胞膜に存在するが、細胞質細胞核内に存在する受容体もある。*2

リセプターともいい、細胞の外から供給される情報物質を認識し、それと特異的に結合し、その情報を細胞の内部に伝える物質で、そのほとんどがタンパク質です。受容体には、おもに親水性の情報物質が結合する細胞膜上のものと、疎水性の情報物質が結合する細胞()内に存在するものの2種類があります。*3

受容体によって受け取れるリガンドの種類が決まっている。例えば、アドレナリン受容体は、基本的にはアドレナリンしか受け取ることができない。

アドレナリンという物質(ホルモン)はアドレナリン受容体へしっかりと結合し,それ以外(アドレナリン以外)の物質の多くは, アドレナリン受容体には結合しにくい。酵素で「鍵と鍵穴」という表現を聞いたことがあるかもしれませんが,それと似た感じで,アドレナリンにぴったり合うような受け取り体があって,それがアドレナリン受容体と呼ばれています。*4

ウイルスも受容体を介して細胞内に侵入する。*5

*1技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5)
*2名城大学 薬学部 受容体: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-6-2.html
*3ヒトMD-2タンパク質の構造を解明(敗血症の治療薬の開発に道)<用語解説>: https://www.jst.go.jp/pr/info/info403/yougo.html
*4金沢大学 大豆イソフラボンの有効性と安全性を考える: http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/6234/1/ogawa-070317.pdf
*5ウイルスの構造上の特徴と消毒剤感受性について: http://www.yakuhan.co.jp/di/qa/pdf/Q65.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-08-23 (木) 14:44:56