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HEALTH WORDS / 用語解説

ケープアロエ

Cape aloe

ケープアロエとは、ツルボラン科アロエ属に分類される常緑の多肉植物であり、アフリカ南部のケープ地方を原産地とする薬用植物である。1

学名は *Aloe ferox* であり、アロエ属のなかでも大型に成長する種である。1

葉の組織には粘液質が豊富に含まれており、葉の表皮の内側にある維管束の周囲には苦味を有する黄褐色の汁液が含有されている。1

この汁液を乾燥させたものは生薬としてアロエや苦汁アロエと呼ばれ、古くから便秘の改善を目的とした下剤として用いられてきた。1

ケープアロエの主要な薬理成分としては、アントラキノン誘導体であるアロイン(バルバロイン)などが挙げられる。1

アロインなどの成分は大腸の粘膜を刺激し、大腸の蠕動運動を促進することで排便を促す作用を示す。1

日本国内においては、薬事法(現医薬品医療機器等法)の規定に基づき、医薬品の成分として承認された製品などに利用されている。1

一方で、強い刺激性を持つため、過剰な摂取や長期の連用は腹痛や下痢を引き起こす恐れがある。1

また、骨盤内の充血を招く作用や子宮の収縮を促す作用が知られているため、妊娠中または妊娠している可能性のある女性の摂取は禁忌とされている。1

国際的な取引においては、絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)の付属書IIに掲載されており、野生植物の過剰採取を防ぐための保護と管理の対象となっている。2

参考文献・出典

  1. 国立健康・栄養研究所「アロエ」: https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail.php?no=162 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9
  2. 経済産業省「ワシントン条約(CITES)の解説」: https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/02_exandim/cites/cites_kaisetsu.html ↩