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HEALTH WORDS / 用語解説

シスタチンC

Cystatin C

シスタチンCとは、ヒトを含む哺乳類の細胞から恒常的に産生される低分子量のタンパク質であり、システインプロテアーゼの強力な阻害物質として機能する物質である。1

シスタチンCは、分子量が約13,000の塩基性タンパク質であり、全身の有核細胞から一定の速度で産生され分泌されている。2

血液中に放出されたシスタチンCは、糸球体の基底膜を自由に濾過される特性を持っている。2

糸球体濾過量(GFR)を反映する腎機能のバイオマーカーとして臨床的に広く測定されている。1

従来の血清クレアチニン値と比較して、シスタチンCは年齢や性別、筋肉量といった因子による影響を受けにくいという優れた利点がある。1

そのため、筋肉量が少ない高齢者や乳幼児、あるいは栄養状態が変化している患者においても、より正確な腎機能評価を行うことが可能である。1

腎臓の糸球体で濾過されたシスタチンCは、近位尿細管の上皮細胞に取り込まれたのちに異化されるため、健康な人の尿中にはほとんど排泄されない。2

臨床検査においては、血清または血漿を検体として用い、ラテックス凝集比濁法などの免疫学的測定法によって定量評価が行われる。2

慢性腎臓病の早期発見や病期分類、さらには腎障害の進展リスクの予測において、シスタチンCを指標とした検査の重要性が増している。1

参考文献・出典

  1. 医療情報ネット(全国医療情報プラットフォーム): https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001257404.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
  2. 医薬品医療機器総合機構: https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultOutputPdf/450145_21900AMZ00624_1_03 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4