HEALTH WORDS / 用語解説
島皮質
insular cortex
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大脳皮質の側頭葉と前頭葉の境界(一次体性感覚野および二次体性感覚野の腹側)に位置し、吻尾側方向に長く嗅溝に平行して存在する部位。1
扁桃体や視床下部などの大脳辺縁系からの豊富な入力を受ける。自身の身体内部から生じる感覚と環境情報(体温、空腹、渇き、息苦しさ、痛みなど)を統合し、適切な情動反応に結びつける中心的な機能を担うとされる。単に島とも呼ばれる。23
前部には味覚野があり、その後部には内臓機能を制御する領域が隣接して存在する。カプサイシンの摂取によって島皮質の味覚野が活動することが確認されており、辛味の受容やそれに続く発汗・心臓血管系の活性化に関わると考えられている。4
痛覚情報は二次体性感覚野から後部島皮質、さらに前部島皮質へと伝わる。5
島皮質の部位
腹側から以下の3つの領域に分類されている。
- 無顆粒島皮質
- 不全顆粒島皮質
- 顆粒島皮質
参考文献・出典
- 島皮質における口腔感覚情報の統合的理解 エビデンスに基づいた治療法の開発に向けて 小林真之 日本大学歯学部薬理学講座 日本大学歯学部総合歯学研究所顎口腔機能研究部門: http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/nusdj/zasshi/92-2/%EF%BD%9057-60.pdf ↩
- 2. 島皮質における神経回路とレプチンによる修飾作用(<総説特集I>食べることの仕組み:分子・脳・学習-2): https://www.jstage.jst.go.jp/article/tasteandsmell/20/1/20_KJ00008639006/_article/-char/ja/ ↩
- 右島皮質損傷によってネガティブ表情の識別に混乱を示した一例: https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/30/2/30_2_349/_article/-char/ja/ ↩
- 「辛味」認知が大脳島皮質の自律機能を賦活化するメカニズムを発見 — リソウ: https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2012/20121017_1 ↩
- ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム 仙波恵美子 和歌山県立医科大学医学部第二解剖: https://plaza.umin.ac.jp/jpps/issue/magazine/pdf/0303_02.pdf ↩