HEALTH WORDS / 用語解説
悪性貧血
pernicious anemia
巨赤芽球性貧血のうち、胃の内因子に対する自己抗体によるビタミンB12の吸収阻害の結果としてのビタミンB12欠乏が原因となるもの。年間発症率は人口10万人に対して1~5人。女性にやや多い。123
悪性貧血は,自己免疫性(抗胃内因子抗体,抗胃壁細胞抗体等による)の萎縮性胃炎により,吸収障害性ビタミンB12の欠乏が引き起こされる疾患である.DNAの障害より,無効造血と巨赤芽球の産生が起こり,大球性貧血を示すようになる.4
症状は頭痛、めまい、動悸、息切れ、疲労感、眼瞼結膜蒼白、舌炎、舌乳頭萎縮(ハンター舌炎)、無酸症、白髪、四肢末梢の痺れ、歩行障害など。治療はビタミンB12の補充。5
他の自己免疫疾患(慢性甲状腺炎、インスリン依存性糖尿病、アジソン病など)を合併する場合がある。
参考文献・出典
- 技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5) ↩
- 巨赤芽球性貧血|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column2015327.html ↩
- 自己免疫性血液疾患:診断と治療の進歩 悪性貧血 廣川誠: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/7/103_1609/_pdf ↩
- 悪性貧血に対し,経口的ビタミンB12投与が著効した橋本病合併高齢者糖尿病の 1 例: https://www.my-pharm.ac.jp/~kishiba/casereport20141.pdf ↩
- 金沢大学 医薬保健学域 薬学類臨床薬物情報学研究室 悪性貧血 4年 神谷まりえ: http://www.p.kanazawa-u.ac.jp/~druginfo/Pernious%20anaemia.pdf ↩