HEALTH WORDS / 用語解説
救命率
Survival rate / Case fatality rate
救命率とは、重篤な疾患や外傷を発症あるいは受傷した患者に対して、適切な医療介入を行った結果として生命が救われた割合を示す指標である。1
医学・公衆衛生学の領域において、救命率は救急医療や集中治療室(ICU)における治療成績を評価するための極めて重要な統計データとして広く用いられている。2
この指標は、単に患者の生存を確認するだけでなく、病院前救護体制の迅速性や、救急車等による搬送プロセスの効率性、さらには病院到着後における外科手術や薬物療法などの医療技術の総合的な水準を反映するものである。1
特に心筋梗塞、脳卒中、重度外傷、敗血症といった、一刻を争う急性期疾患においては、発症から治療開始までの時間が救命率を左右する最大の要因となるため、タイムロスを最小限に抑える医療体制の整備が求められる。2
また、大規模災害や感染症のパンデミック時においても、限られた医療資源を効率的に配分し救命率を最大化するためのトリアージや診療ガイドラインの策定が行われる。1
参考文献・出典
- 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2m2/0528/item_02.html ↩1 ↩2 ↩3
- 国立国会図書館リサーチ・ナビ: https://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/bib/lvnd_1130985 ↩1 ↩2