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HEALTH WORDS / 用語解説

視覚障害

Visual impairment

視覚障害とは、眼の構造または機能の異常により、視力の低下や視野の狭窄などの視覚に関する障害が生じている状態をいう。1 視覚障害は、視覚情報の入力に制限が生じるため、日常生活や社会生活全般において様々な困難を伴うことがある。2

視覚障害の程度や状態像は極めて多様であり、WHO(世界保健機関)の国際疾病分類などにおいても視力や視野の数値に基づいて細かく分類されている。1 一般的には、眼鏡やコンタクトレンズなどの矯正視力を用いても十分に視力が改善しない状態を指すことが多く、全盲のような全く光を感じない状態から、弱視やロービジョンと呼ばれる一定の視力や視野が残存している状態まで幅広く含まれる。2

視覚障害を引き起こす原因疾患には、先天性のものと後天性のものがある。1 代表的な疾患としては、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、白内障などが挙げられ、これらは網膜、視神経、あるいは水晶体などの眼球の各部位に病変が生じることによって発症する。2 また、脳血管障害や脳腫瘍といった中枢神経系の異常が原因となり、視野障害や高次脳機能障害の一環として視覚の障害が現れる場合もある。1

我が国においては、身体障害者福祉法に基づき視覚障害の程度に応じた身体障害者手帳が交付され、福祉サービスや支援を受けるための基準となっている。1 視覚障害に対する医療的ケアとしては、薬物療法、手術療法、光線療法などの治療が行われるほか、視力の回復が困難な場合には、歩行訓練、点字の習得、拡大読書器や音声パソコンなどの補装具や日常生活用具を活用したリハビリテーションが実施される。2 これにより、視覚障害を持つ人々が自立した生活を送り、社会参加を果たすための総合的な支援体制が構築されている。2

参考文献・出典

  1. 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/content/000693510.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
  2. 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/content/000551722.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5