HEALTH WORDS / 用語解説
NOX1
NOX1とは、NADPHオキシダーゼ(NOX)ファミリーの構成タンパク質の一つであり、主として細胞膜上で活性酸素種(ROS)であるスーパーオキシドを産生する酵素複合体の触媒サブユニットである。12
NOX1は、NADPHを電子供与体として用いて酸素を還元し、活性酸素種を生成する反応を触媒する。1
この酵素は大腸の上皮細胞や血管平滑筋細胞などに比較的多く発現しており、組織の恒常性維持や生体防御、シグナル伝達において重要な役割を果たしている。2
一方で、NOX1の過剰な活性化や発現変動は、酸化ストレスの増大を引き起こすことが知られている。3
酸化ストレスの亢進は、血管の障害や炎症反応、さらには様々な疾患の病態形成に関与すると考えられている。3
このように、NOX1は生理的な生体防御機能と病理的な組織障害の両方の側面を持つ分子として、医学および薬学の分野で広く研究が進められている。12
参考文献・出典
- 遺伝子疾患情報リスト - mhlw.go.jp: https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2006/063111/2006II0049007.pdf ↩1 ↩2 ↩3
- NBDCヒトデータベース: https://humandb.dbcls.jp/humandb/ja/genes/27035 ↩1 ↩2 ↩3
- 遺伝子疾患情報リスト - mhlw.go.jp: https://mhlw.go.jp/system/files/2006/063111/2006II0049007.pdf ↩1 ↩2