健康用語WEB事典

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鶏の肉腫から発見された、がんの原因となる遺伝子を持つウイルスを含んだ遺伝子。非受容体型チロシンキナーゼをコードする。*1*2

元々は細胞増殖に関わる遺伝子であり、Gタンパク質共役型受容体GPCR)に結合してシグナルを増幅する。ウワバインによって活性化される。*3

元々の正常な状態のものをc-src変異したものをv-srcとして区別する。srcの発見は、がん遺伝子の病気であることを裏付けた。

*1技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25
*2c-Srcの新規会合タンパク質ADAPの同定とその機能解析 古賀慎太郎 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 細胞増殖学講座(竹家達夫 教授): https://library.naist.jp/mylimedio/dllimedio/showpdf2.cgi/DLPDFR003958_P1-50
*3Na+/K+-ATPase によるシグナル伝達 大西素子 桂川美咲 中部大学 応用生物学研究科: http://stu.isc.chubu.ac.jp/bio/public/ann_rep_res_inst_biol_funct/annual-report_v12_2012/pdf/005.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-08-12 (日) 09:53:50