HEALTH WORDS / 用語解説
ジスルフィド結合
disulfide bond
チオール基(-SH)の硫黄同士が共有結合によって形成する、強力な化学的結合(-S-S-)のこと。ジスルフィド架橋やSS結合とも呼ばれる。
タンパク質のジスルフィド結合はシステインが持つ硫黄によって形成される。この結合は終末糖化産物によって乱される。この乱れがコラーゲンの繋がりの硬直化の原因となる。
タンパク質中のシステインが他のタンパク質のシステインとSS結合すると、他の結合に比べてとても強い結合であるため、タンパク質はしっかりと構造を保てます。1
豆腐は、大豆のタンパク質に含まれるチオール基がジスルフィド結合を形成することによって固まる。2
2つの酵素(DsbA、DsbB)とユビキノンの働きによって形成されることが確認されている。
近年、本研究チームや欧米の研究者により、蛋白質にジスルフィド結合を導入する酵素システムが発見され、大腸菌では、基質蛋白質の2つのシステインを酸化しジスルフィド結合を作る酵素DsbAと、使われたDsbAを酸化し酸化能力を回復させる酵素DsbBが、細胞内で活動エネルギーを作り出すことに関与する物質であるユビキノン(注2)と共同して働くことが示されました。3
参考文献・出典
- 技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5) ↩1 ↩2
- 秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学 ↩
- 蛋白質の立体構造を正しく創りあげる仕組みの一端(ジスルフィド結合の形成)を解明: http://www.jst.jp/pr/announce/20061117-2/index.html ↩