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HEALTH WORDS / 用語解説

フィチン酸

phytic acid

ミオイノシトールに6つのリン酸基が結合した有機化合物。イノシトール-6-リン酸とも。

フィチン酸の化学構造

骨格となっているミオイノシトールが持つ作用(脂肪肝抑制など)を持つ。また、脳の海馬の神経細胞にはフィチン酸の受容体が多く存在し、哺乳動物の脳においてフィチン酸が細胞内小胞輸送に関与していることが示唆されている。1

穀物や豆類などに1〜3%含まれる。しかし、ヒトを含む単胃動物はフィチン酸を分解する酵素を持たないため、植物の種子に大量に含まれるリンや金属を消化吸収することができない。2

フィチン酸(myo-イノシトールヘキサリン酸エステル)は,リンの重要な貯蔵形態として植物種子に広く存在し,大豆には1~1.5%含まれ,その全リン含量の51.4~57.1%を占めている。また,豆乳中のフィチン酸含量は0.05~0.11%である。3

皮脂の分泌を抑制する効果がある。4

参考文献・出典

  1. フィチン酸の栄養的再評価 ミオイノシトールとの共通性を中心に 岡崎由佳子 片山徹之: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs1983/58/3/58_3_151/_article/-char/ja/ ↩
  2. 植物種子の金属蓄積に果たすリン貯蔵物質の役割を解明 | 東京大学大学院農学生命科学研究科: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2012/20121106-2.html ↩
  3. トリプシン, パンクレアチンおよびペプシンによるカゼインおよび大豆タンパク質の消化性に及ぼすフィチン酸の影響: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs1983/40/5/40_5_367/_article/-char/ja/ ↩
  4. 株式会社マンダム 2016年11月21日 30歳代前後の女性の肌は性周期により変化し、高温期には一時的に劣化した状態に陥ることを発見 ~ライスミルク由来のフィチン酸が、肌の劣化を改善することを確認~: https://www.mandom.co.jp/release/2016/src/2016112101.pdf ↩