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HEALTH WORDS / 用語解説

培養容器

Culture vessel

培養容器は、バイオテクノロジー、医学、薬学、微生物学などの幅広い分野における基礎研究から産業的生産プロセスに至るまで、不可欠な実験器具として利用されている。1

その材質や形状、用途は多岐にわたるが、一般的にはガラスや、ポリスチレンなどの透明なプラスチック素材を用いて製造されることが多い。2

動物細胞や植物細胞、あるいは微生物である細菌や真菌など、対象とする生物種の特性や培養目的に応じて最適な容器が選択される。1

代表的な培養容器の形態としては、シャーレとも呼ばれるペトリ皿をはじめ、試験管、培養フラスコ、マルチウェルプレートなどが挙げられる。2

ペトリ皿は、底面が平らな浅い円形の容器であり、微生物の平面培養やコロニーの分離、あるいは細胞の観察などに広く用いられている。2

培養フラスコは、液体培養や浮遊系・接着系の細胞培養において、培地の揮発を防ぎつつ外部からの雑菌の侵入を遮断しながら長期間培養を行う場合に適している。2

マルチウェルプレートは、1枚のプレート上に多数の小さなウェル(小部屋)が整列して配置されている容器であり、多数のサンプルを同時に処理するスクリーニング試験やアッセイにおいて非常に有用である。1

多くの培養容器には、内部の無菌状態を維持したままガス交換を行うことができる通気性のキャップや蓋が組み合わされている。2

特に接着性細胞の培養に用いられるプラスチック製の培養容器では、細胞が容器の内壁に良好に付着して増殖できるように、表面に親水化処理などの特殊な化学的処理が施されている製品も多い。1

実験の目的やスケールに応じて、研究室レベルで使用される小型のものから、大規模培養を行うための工業用の大型容器まで、様々なサイズと規格の培養容器が使い分けられている。2

参考文献・出典

  1. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200906041935661609 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. 独立行政法人 製品評価技術基盤機構: https://www.nite.go.jp/nbrc/cultures/others/manual/b_manual.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6