HEALTH WORDS / 用語解説
筋骨格系疾患
Musculoskeletal Disorders
筋骨格系疾患とは、筋肉、骨、関節、軟骨、靭帯、腱などの筋骨格系に生じる障害や疾患の総称である。1
筋骨格系疾患は、身体の様々な部位に疼痛や運動障害を引き起こす疾患であり、腰痛、変形性関節症、関節リウマチ、骨粗鬆症などが含まれる。2
筋骨格系は身体の構造を支持し運動を可能にする基盤であるが、加齢、加齢に伴う退行変性、遺伝的要因、代謝異常、免疫の異常、過度な身体負荷など、多様な要因によってその組織が損傷あるいは変性する。1
臨床的には、持続的な疼痛、関節の腫脹、こわばり、筋力の低下、可動域の制限などが主要な症状として現れ、患者のQOL(生活の質)や労働生産性を著しく低下させる要因となる。2
診断においては、問診および身体診察に加え、X線検査(レントゲン)、MRI(磁気共鳴画像法)、CT(コンピュータ断層撮影)などの画像診断、および血液検査による炎症反応や代謝マーカーの評価が用いられる。1
治療方針は疾患の種類や病態の重症度に応じて決定され、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬物療法、理学療法や作業療法といった運動療法、日常生活の動作指導などの保存療法が行われるほか、症状が重度の場合や機能障害が進行している場合には外科手術が検討される。2