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HEALTH WORDS / 用語解説

精神医学的面接

Psychiatric interview

精神医学的面接とは、精神科医や臨床心理士などの精神医学・精神保健の専門家が、患者の精神症状や心理的背景、社会適応の状態を評価し、適切な診断や治療方針を決定するために行う一連の臨床的面接手法である。1

精神医学的面接は、一般的な医師と患者の問診とは異なり、症状の有無を網羅的に確認するだけでなく、患者の主観的な体験世界を理解し、治療的なラポール(信頼関係)を構築することを目的としている。2

この面接の過程では、患者の言語的な応答内容だけでなく、非言語的な表現、すなわち表情、態度、身振り、声のトーン、服装なども重要な臨床情報として観察される。3

精神医学的面接の主な構成要素としては、現在の病歴(現病歴)、過去の精神科的治療歴や身体疾患の既往歴、発育歴や家族歴などの個人史が含まれる。4

これらの情報を体系的に収集するために、構造化面接や半構造化面接が用いられることがあるが、日常臨床においては、患者が自身のペースで語ることを促す非構造化面接も広く行われている。1

面接の中核をなすのが精神状態検査(Mental Status Examination)であり、意識レベル、見当識、思考の内容や形式、知覚異常(幻覚や妄想など)、感情や気分、認知機能、病識などが詳細に評価される。4

精神医学的面接を通じて得られた臨床情報は、世界保健機関(WHO)のICDや米国精神医学会のDSMなどの診断基準に照らし合わせられ、具体的な精神疾患の診断へと結びつけられる。1

また、正確な診断に基づき、薬物療法や精神療法、心理社会的治療などを含む包括的な治療計画が立案され、患者の社会復帰やQOL(生活の質)の向上を目指した支援が継続的に行われる。4

参考文献・出典

  1. 厚生労働省 e-mental health: https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/hospital_1.html ↩1 ↩2 ↩3
  2. 国立精神・神経医療研究センター: https://www.ncnp.go.jp/nimh/index.html ↩
  3. 厚生労働省 e-mental health: https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/dl/zentaishi.pdf ↩
  4. 国立精神・神経医療研究センター: https://www.ncnp.go.jp/hospital/guide/first.html ↩1 ↩2 ↩3