HEALTH WORDS / 用語解説
耳鳴り
tinnitus
明らかな外界の音がない状態で感じる「キーン」や「ジー」といった異常な音の感覚。
音の伝達に関わる組織(外耳から中耳、内耳、内耳神経、大脳の聴覚中枢など)の中で場所を問わず生じる。耳以外にも、筋肉の痙攣や血管の拍動などが原因となる場合がある。1
耳鳴りは本人だけが感じる症状であるため、正確な検査法は現在のところない。
原因の一つは、耳の病気によって有毛細胞が損傷することとされている。
耳鳴りの多くは何らかの難聴に伴って発生します。耳鳴りと難聴との関係をみると難聴の約50%が耳鳴りを訴え、逆に耳鳴りがある方の約90%に何らかの難聴を認めます。難聴の種類による耳鳴りの合併率は伝音難聴の25%に対して、感音難聴では60%と高く、感音難聴による耳鳴りが問題となります。感音難聴のなかでは突発性難聴や急性音響性難聴、メニエール病などの急に難聴になる病気で耳鳴りが生じることが多く、80%以上に耳鳴りが認められます。これらの病気では内耳にある音を聞くセンサーである毛の生えた有毛細胞というデリケートな細胞が傷つきますので、有毛細胞が壊れることが耳鳴りの発生に強く関わっていることは明らかです。2
参考文献・出典
- 滋賀医大病院ニュース 耳鳴り・難聴・補聴器について: http://www.shiga-med.ac.jp/~hqotola/vol45%20OS.pdf ↩
- 難聴、耳鳴り|慶應義塾大学病院 KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000558.html ↩