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HEALTH WORDS / 用語解説

CYP2E

Cytochrome P450 2E

CYP2Eとは、生体内の解毒機構や薬物代謝において重要な役割を果たすシトクロムP450(CYP)スーパーファミリーに属する酵素ファミリーの一つである。1

哺乳類などの生物において、CYP2Eファミリーは主に肝臓の小胞体に存在しており、多様な外来性物質や内因性化合物の酸化反応を触媒する。2

分子生物学的な分類において、ヒトを含む霊長類やげっ歯類などのゲノム解析から複数のサブファミリーや遺伝子が同定されており、特にエタノールやアセトン、各種低分子化合物の代謝に関与することが知られている。1

この酵素は生体の薬物代謝酵素としてだけでなく、毒性学や薬理学の分野でも重要な研究対象となっている。アルコール常用者や特定の薬剤を摂取した生体内では誘導されることが知られており、代謝活性化を介して一部の発がん物質や毒性物質を活性酸素種や反応性の高い中間体へと変換することで、組織障害や酸化ストレスを引き起こす原因ともなり得る。2

また、基質特異性の観点から見ると、CYP2Eは分子量の小さな有機溶媒や薬物を効率よく酸化する能力を持っており、薬物動態学の観点からもその遺伝子発現の変動や酵素活性の個体差が詳細に解析されている。1

参考文献・出典

  1. NCBI Gene: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/1557 ↩1 ↩2 ↩3
  2. UniProt: https://www.uniprot.org/uniprotkb/P05181/entry ↩1 ↩2