表皮
ケラチノサイトが形を変えて積み重なってできる、皮膚の最も外側を構成する層。厚さ最大約0.7mm。
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ケラチノサイトが形を変えて積み重なってできる、皮膚の最も外側を構成する層。厚さ最大約0.7mm。
皮膚の常在細菌のひとつ。脇や頭皮、鼻腔に多く生息する。コアグラーゼ陰性ブドウ球菌のひとつ。
表皮の一部が損傷した状態の続発疹。その部位に外力が直接作用したことを示す損傷。
表皮嚢腫
表皮に分化する幹細胞。マウスでは性質の異なる二種類の表皮幹細胞が存在し、ヒトでも複数種類存在することが示唆されている。
幼少期から皮膚表面ある茶色の母斑。
表皮ケラチノサイトの脂質輸送タンパク質。
溶血性連鎖球菌(溶レン菌)の一種。化膿レンサ球菌とも。
転写補助因子のひとつ。p300と構造や機能が類似しており、ともに遺伝子発現制御に寄与する。
表皮幹細胞、真皮幹細胞、脂肪幹細胞の細胞表面上に発現するタンパク質。
BP180(ⅩⅦ型コラーゲン)またはそれを発現する遺伝子のこと。細胞と基底膜を繋ぐヘミデスモソームを構成する分子の一つ。細胞膜に存在し、細胞外領域はタンパク質分解酵素によって切断を受ける。
遺伝子を構成するDNAに生じる損傷。螺旋状の二本のDNAが同じ位置でどちらとも切断された状態となる。DNA二重鎖切断とも。
皮膚の表皮細胞間の接着に関わるデスモグレイン。主に口腔や食道などの粘膜、皮膚などに存在する。
DSPとはデスモプラキン(Desmoplakin)をコードする遺伝子であり、ヒトでは染色体6p24.3に位置している。
E-FABPとは、日本語で表皮型脂肪酸結合蛋白と呼ばれる分子量約15kDaのタンパク質であり、脂肪酸などの疎水性リガンドと可逆的に結合して細胞内輸送や代謝制御に関与するFABPファミリーの一員である。
紫外線を浴びることでトリプトファンから生成される化合物。ケラチノサイトにおいて、アリル炭化水素受容体(AhR)を介してフィラグリン産生を促進する。
Foxn1とは、フォークヘッドボックス(Forkhead box)ファミリーに属する転写因子であり、胸腺の上皮細胞の分化や毛包の形成において中心的な役割を果たすタンパク質およびそれをコードする遺伝子である。
ヒスタミン受容体のひとつ。骨髄や末梢白血球(好酸球、好中球)に高発現し、その遊走に関わる。他に胸腺、膵臓、結腸、小腸に見られる。
HPV10とは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の遺伝子型の一つであり、主に皮膚の良性病変である尋常性疣贅(いわゆるイボ)などの皮膚疾患から検出されるウイルスである。ヒト乳頭腫ウイルスはパポバウイルス科に属する二本鎖DNAウイルスであり、粘膜や皮膚の上皮細胞に感染する特徴を持っている。
ホスホジエステラーゼのひとつ。脾臓やリンパ節、血液中のリンパ球などの免疫細胞に特異的に発現する。
PI3キナーゼの下流で機能する多くのプロテインキナーゼをリン酸化して活性化するキナーゼ。Aktの活性化因子。
δ型ホスホリパーゼC(PLCδ)のひとつ。細胞質分裂が起こる際にPHドメインを介して分裂溝に局在しする。これはPIP2の分裂溝への分布と一致している。
ホスホリパーゼCのサブタイプのひとつ。様々な組織に発現するが、心臓で最も多く発現し、その発生や機能の調節において重要。
RhoBとは、低分子量G蛋白質のRhoファミリーに属するGTPaseの一つであり、細胞骨格の動態制御、エンドサイトーシス、小胞輸送、細胞周期の進行、およびアポトーシスの誘導など、多様な細胞機能の調節に関与する分子である。
EGFファミリーに属する細胞成長因子。腫瘍細胞増殖因子。
組織メタロプロテアーゼ阻害因子のひとつ。COL17A1の分解の抑制に関わるタンパク質分解酵素。
高い温度の知覚に関わる受容体。自由神経終末や表皮角化細胞に存在する。
最初に発見されたコラーゲン。皮膚から発見された。皮膚以外にも骨基質など生体に広く存在することが確認されている。
コラーゲンのひとつ。皮膚基底膜領域の接着分子である係留線維(アンカリングフィブリル)の構成成分であり、表皮真皮間、特に基底膜と真皮の接着に重要な役割を果たしている。
リノール酸でアシル化されたセラミド。
にきびの治療薬(外皮用薬)の有効成分。商品名はディフェリン、エピデュオ。組成式は C28H28O3
褥瘡や皮膚潰瘍に対するプロスタグランジンE1製剤。商品名はプロスタンディン(軟膏)。
マクロファージから分泌されるタンパク質。細胞膜表面に発現する。EGFRのリガンド。
周辺帯を構成するタンパク質のひとつ。有棘細胞から産生される。
漆(ウルシ)に含まれるウルシオールがアレルゲンとなるアレルギー性接触性皮膚炎。
アルコールのひとつ。エチルアルコールとも。示性式は CH3CH2OH
表皮の淡明層において、ケラトヒアリンが液化して生じる、光を強く屈折する物質。エライディンとも。ケラトヒアリンとケラチンの中間の物質と考えられている。
カスパーゼ14とは、主として表皮の最外層である角層に存在するタンパク質分解酵素(システインプロテアーゼ)であり、皮膚のバリア機能の維持や角質化(ケラチノサイトの最終分化)の過程において極めて重要な役割を果たす酵素である。
昆虫の表皮や複眼に含まれるオモクローム系色素。
ムコ多糖で不溶性食物繊維のひとつ。不溶性の硬い結晶。N-アセチルグルコサミンがグリコシド結合によって直鎖状に数千〜数万個つながった構造を持つ。
皮膚表面を薬品で化学的に溶かし、新たな皮膚細胞の再生を促進させることで色素斑(シミ)やにきびなどをなくす治療法。
皮膚の表皮の90%以上を占める細胞。角化細胞や角質細胞、角層細胞とも。
表皮の顆粒層の表層に多く存在する、複数のタンパク質から構成される顆粒。主要構成成分はフィラグリンの前駆体となるプロフィラグリン。
ケープアロエとは、ツルボラン科アロエ属に分類される常緑の多肉植物であり、アフリカ南部のケープ地方を原産地とする薬用植物である。
皮膚の表皮顆粒層細胞が起こす、機能的な角層細胞を形成する細胞死。
表皮の構成要素。角化の際にインボルクリンやロリクリンがトランスグルタミナーゼ1やスルフヒドリルオキシダーゼによって細胞膜内側に架橋される不溶性の膜。辺縁帯や周辺帯、コーニファイドセルエンベロープとも。
シスタチンのひとつ。細胞質内に存在するシステインプロテアーゼ阻害剤。
メラノサイトから黒いメラニンが過剰に生成されることで皮膚に発生する色素沈着のこと。
ジェスナー液とは、サリチル酸、乳酸、レゾルシンをエタノールに溶解した化学物質であり、主として皮膚科領域においてケミカルピーリングの目的に用いられる外用薬である。
重症薬疹のひとつ。皮膚粘膜眼症候群とも。
間質性肺炎の重篤化しやすい病型において血液中で特徴的に増加するタンパク質。
セマフォリンのひとつ。難治性痒みの原因となる。
スフィンゴイド塩基と脂肪酸がアミド結合した化合物の総称。最も単純なスフィンゴ脂質。セラミドにリン酸や糖などが結合したものは複合スフィンゴ脂質と呼ばれる。
ダーモスコープを用いた皮膚の病変の検査。単にダーモスコピーとも呼ばれる。
ディオスキンのアグリコン(サポゲニン)。
表皮の角化細胞同士の接着を行うタンパク質。角化細胞の細胞膜を一回通過する膜タンパク質で、細胞外にある領域にはカドヘリンリピートと呼ばれる110個程度のアミノ酸の配列を複数持つ。
表皮のケラチノサイト同士を接着する構造体。特に有棘層で発達している。
デスモプレキンとは、細胞間接着装置の一つであるデスモソームを構成する主要なタンパク質であり、上皮細胞などの間で強力な機械的ストレスに対する耐性を維持するために不可欠な細胞骨格連結因子である。
全身疾患と関連して起こる皮膚病変。例えば、肺小細胞がんによって起こる皮膚筋炎や腎盂がんによって起こる黒色表皮腫など。
トランスグルタミナーゼのひとつ。表皮の顆粒層で発現し、細胞膜に移行してロリクリンなどを重合し、角層細胞辺縁でのコーニファイドエンベロープの形成に関わる。