HEALTH WORDS / 用語解説
アナフィラキシー
anaphylaxis
抗原特異的IgE抗体に基づくⅠ型アレルギー反応によって全身に引き起こされる症状。
アレルギーの原因となる食品の摂取後などの30分以内に蕁麻疹やむくみ、浮腫、気管支の攣縮、血圧低下、腹痛などを起こす。1
場合によっては生命を脅かすようなショック状態(アナフィラキシーショック)に陥ることがある。
食後の運動によってアレルギー反応が出るものを食物依存性運動誘発アナフィラキシーと呼ぶ。運動によってマスト細胞から脱顆粒が促進されることや血管の透過性が高まることが原因で、これを引き起こす場合、食後4時間以内に運動をしないようにするべきとされる。
IgEが関わらない似たような症状はアナフィラキシー様反応として区別される。
アナフィラキシーにおける主な抗原曝露経路としては,食物など経口摂取による曝露によるもの薬品など皮膚・粘膜を介した非侵襲的曝露によるもの ,ズズメバチに刺されるなど侵襲的曝露によるものなどがある .ただし ,いくつかの薬品及びハチ毒アナフィラキシーは,必ずしも抗体が関与していないため,厳密にはアナフィラキシー様反応である.2
参考文献・出典
- ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学 ↩
- アナフィラキシー発症とそのメカニズム マウスアナフィラキシーモデルを用いた検討 椎葉大輔 加藤保子 矢野博己: http://www.kawasaki-m.ac.jp/soc/mw/journal/jp/2007-j17-1/03_shiva.pdf ↩