HEALTH WORDS / 用語解説
微酸性次亜塩素酸水
酸性電解水(次亜塩素酸水)のひとつ。微酸性電解水とも呼ばれる。
2002年に厚生労働省により殺菌料として食品添加物に指定されている。
微酸性電解水の定義は以下の通り。1
- 適切な濃度の塩酸または塩酸に塩化ナトリウムを加えた水溶液を無隔膜電解槽(隔膜で隔てられていない陽極および陰極で構成されたもの)で電解したもの
- 有効塩素濃度 10~80 ppm(mg/kg)、pH 5.0~6.5 であること
出典: 厚生労働省医薬局食品保健部基準課による酸性電解水の解説 新しい殺菌料・酸性電解水 (社)日本食品衛生協会 発行「食と健康」(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/dl/s0819-8l.pdf)
次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)とは異なる性質を持つ。例えば、次亜塩素酸ナトリウムではほとんど殺菌できないを示さない細菌芽胞にも殺菌作用を示す。2
微酸性電解水の主な殺菌成分は次亜塩素酸で,次亜塩素酸ナトリウムに多く含まれる次亜塩素酸イオンに比べ細胞膜への透過性が高く,微酸性電解水は細胞の内外から酸化作用を及ぼすことが可能であることから低い有効塩素濃度で高い殺菌効果を有する.in vitro の検討では,一般細菌からウイルス,芽胞菌に有効であることが確認されている....
食品分野では微酸性電解水による消毒・洗浄が行われており,次亜塩素酸ナトリウムに比べ,カット野菜のビタミンCやミネラルの減少量が少ないことが示されている3
参考文献・出典
- 食安発0426第1号 厚生労働省医薬食品局食品安全部長 食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について: http://www.fwf.or.jp/data_files/view/99/mode:inline ↩
- 微酸性次亜塩素酸水の衛生工学分野における応用展開 : HUSCAP: http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/1263 ↩
- 文京学院大学保健医療技術学部紀要 微酸性電解水の医療用ユニフォームに対する殺菌効果の検討:http://www.u-bunkyo.ac.jp/center/library/hst2015_015-021.pdf ↩