骨端
長骨の端の部分。骨幹との境界には骨端軟骨がある。
HEALTH WORDS INDEX
臓器、組織、神経など、体の構造と働きを知る。
長骨の端の部分。骨幹との境界には骨端軟骨がある。
骨が成長する部分。思春期後半に骨端線は閉鎖(活動を停止)し、成長ホルモンによる骨の長軸方向への成長は起こらなくなる。通常、男子では18歳、女子では16歳前後に骨端線は閉鎖する。
子どもの長骨の端にある軟骨。骨端軟骨が増えて骨が伸びること(軟骨内骨化)で手足が長く成長する。成長軟骨や成長板(成長板軟骨)とも。
骨が弱くなり骨折しやすくなる病気。主に加齢に伴い骨のカルシウムが減少することが原因となる。
骨や軟骨の発生や発達の過程に問題を生じ、全身の骨格の形態や構造に系統的な異常を来たす疾患の総称。
骨細管 骨小管を参照。
骨芽細胞の最終分化段階の細胞。骨を構成する細胞の約90%を占める。
骨を形成している以下の成分からできる組織のこと。
骨線条症とは、骨の海綿骨内に多発する小さな骨硬化像を特徴とする、極めて稀な良性の先天性骨疾患である。
骨(軟骨)にできる肉腫。腫瘍の細胞が類骨や骨を形成するのが特徴の悪性腫瘍。特に10代に多い。70〜80%が膝周りに、次いで肩(上腕骨)に多く発生する。症状は痛みや腫れ。下肢にできると跛行の原因となる。
骨に発生する腫瘍。代表的な悪性の骨腫瘍は骨肉腫。
骨の緻密質を覆う膜。緻密質の外側(表面)を覆う骨膜を外骨膜、内側(脊髄側)を覆う骨膜を内骨膜と呼ぶ。
骨膜反応とは、何らかの刺激や病変によって骨膜の内層にある骨芽細胞が刺激され、骨の表面に新たな骨組織が形成される生体防御反応および修復機転のことである。 X線検査などの画像診断において、骨皮質の外側に異常な骨形成として視覚化される。
皮質骨外側の骨膜に存在する骨格幹細胞。骨芽細胞へ直接分化することで膜内骨化を司る。
骨の形成に関わる細胞。樹状細胞と同じ前駆体から分化する。
骨誘導因子 BMPを参照。
骨の強度に関わる要因のひとつ。骨密度以外の微細構造、骨代謝回転、石灰化、骨基質性状などのことを指す。
成人に発症するくる病。ビタミンDの欠乏などによって骨の石灰化に障害が起こり、類骨の割合が増加する。
骨軟骨とは、関節を構成する硬骨と、その表面を覆う関節軟骨、およびそれらの境界領域を一体として指す用語である。
臓器や組織にあるがんが骨に転移すること。特に乳がんと肺がんで多い。転移先の骨は椎骨で多く、次いで腸骨、大腿骨、肋骨などで多いとされる。
骨を構成しているカルシウムなどの量。20歳頃をピークに加齢と共に減少する。骨量測定検査として主に腰椎や大腿骨が調べられる。
骨の中心部の髄腔に存在するゼリー状の組織。内部に動脈と静脈が通る。
骨髄増多症とは、骨髄において血球の成分を産生する造血幹細胞がクローン性の増殖を起こし、末梢血中の血球(赤血球、白血球、血小板など)のいずれかあるいは複数が持続的に増加する一連の疾患群を指す言葉である。
骨髄の働きが異常に活発化し、赤血球、白血球、血小板などが過剰増加する疾患の総称。
骨髄増殖性疾患の4つの疾患に以下を加えたもの。
骨髄幹細胞 造血幹細胞を参照。
骨髄性白血病(myeloid leukemia) 以下の白血病を指す。 -急性骨髄性白血病 -慢性骨髄性白血病
現在の抗がん剤はがん細胞以外の正常な細胞にも影響を及ぼすため、骨髄抑制が起こるとされる。
造血幹細胞を含む骨髄の液。自家造血幹細胞移植に用いるものは腸骨から採取する。
病原体の骨への感染によって起こる、骨髄の炎症。
前骨髄球の分化によって生まれる、後骨髄球の前駆体となる細胞。
骨髄球系前駆細胞 骨髄系前駆細胞を参照。
顆粒球とマクロファージの両方のバイオマーカーを発現している骨髄由来の細胞。顆粒球やマクロファージなどの前駆細胞とされる。骨髄由来免疫抑制細胞とも。
赤血球、血小板、白血球の元となる造血幹細胞の異常によって起こる症候群。急性骨髄性白血病に移行する可能性の高く予後不良。不応性貧血とも。
放射線の全身照射(TBI)と大量の抗がん剤を用いる造血幹細胞移植の際の前処置。フル移植とも。
造血幹細胞から分化して生まれる、様々な血球(骨髄系細胞)の前駆細胞となる細胞。自己複製能を持つ。骨髄球系前駆細胞や骨髄系幹細胞、ミエロイド系前駆細胞などとも。
顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)や単球、マクロファージ、赤血球、および造血幹細胞から生まれてこれらの細胞に分化する前駆細胞(骨髄系前駆細胞)の総称。ミエロイド系細胞とも。
骨髄で産生される血球などの細胞の総称。
骨髄において血小板や白血球の増殖が盛んになり、その結果骨髄の線維化が起こる疾患。コラーゲンを産生する線維芽細胞が異常に増加し、骨髄がコラーゲン線維で占拠されてしまうことで骨髄が正常に血液細胞を造り出せなくなる。
緻密質の内側にある、骨髄が収まる空間。髄腔とも呼ばれる。
骨髄にできる造血器腫瘍。未熟な骨髄腫細胞はIL-6に反応して増殖する。
形質細胞ががん化した細胞。
造血幹細胞から分化して生まれる、最終的に好中球となる細胞。
骨髄において、造血幹細胞の分化や増殖を統御する骨髄造血微小環境を構成する間質細胞(ストローマ細胞)。骨髄ストローマ細胞とも。
骨髄外で起こる造血。骨髄での造血では放出されない未成熟な段階の血球が血管内に放出されて循環することが知られている。
椎間板の内部(線維輪の内側)に存在する組織。
菱脳胞から形成される二次脳胞。髄脳から延髄が形成される。
脊髄と脳を覆う三層の膜。外側から順に以下の3つの膜で構成される。
細菌性髄膜炎のひとつ。重篤な脳の障害を引き起こす。
髄膜脳炎(meningoencephalitis) 髄膜炎に併発する脳炎。
小児の脳にできるがんの5分の1を占める。小脳に発生する。
オリゴデンドロサイトの細胞膜が神経線維(軸索)に巻き付いて形成される部位。ミエリン鞘とも。
高アルドステロン血症とは、副腎皮質から分泌されるアルドステロンが過剰になることにより、高血圧や低カリウム血症などを引き起こす病態の総称である。
補正カルシウム濃度が12mg/dLを超えた状態。がん患者の20~30%に発生する。
血液中のマグネシウムの濃度が異常に上昇する(9mg/dL以上)ことで起こる症状。
腎臓の疾患(糸球体濾過率の低下)によってリンの排泄量が低下し、血液中のリンが増加した状態。
リンパ節(リンパ節傍皮質)に存在する、リンパ球の出入りに関わる細静脈。正六面体で背の高い内皮細胞を持つ。
高地障害症候群のひとつ。高山病や高地肺水腫に伴って起こる脳浮腫。運動失調や意識障害が進行し昏睡となり死亡する恐れがある。必ずしも頭痛、嘔気、嘔吐などを伴わない。
血液中の尿酸が多くなる症状。
実際の血漿よりも高いアルブミン濃度(20%、25%)のアルブミン製剤。血漿浸透圧を上昇させて血管外の水分を血管内に戻すように働くため、浮腫や腹水、肺水腫の改善に用いられる。