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身体のある部位に常に存在する細菌。常在細菌。
皮膚や毛穴には表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌、アクネ桿菌などが存在する。*1
タグ: 細菌
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太陽から放射される電磁波のひとつ。太陽光に含まれる紫外線の波長は 200〜400nm で、波長によって以下のように分類される。-UVC(200〜280nm)-UVB(280〜320nm)-UVA(320〜400nm)紫外線は太陽光の全エネルギーの6%を占める。紫外線のうち92%がUVA、8%がUVB。紫外線のうち波長が290nm未満のものは(UVC)はオゾン層によって遮断され、ほとんど地表には届かない。波長の短い紫外線ほど細胞を破壊する力が強い。つまり、UVAよりもUVCの方…
マカダミアナッツやアボカドなどに多く含まれる脂肪酸。パルミチン酸を構成する炭素鎖の9位-10位(Δ9)が二重結合になった一価不飽和脂肪酸。9-ヘキサデセン酸やパルミトオレイン酸とも呼ばれる。Δ9-デサチュラーゼによってパルミチン酸のΔ9が不飽和化されてパルミトレイン酸となる。常温で液体(融点 -0.5℃)パルミトレイン酸とカルシウムとの塩が、黄色ブドウ球菌やアクネ菌に対する殺菌作用を持つことが報告されている。その上、人体に有用な表皮ブドウ球菌は殺菌しないとされる。ヒトの皮膚に…
皮膚の常在菌のひとつ。プロピオニバクテリウム属の嫌気性グラム陽性菌。アクネ菌やアクネ桿菌、キューティバクテリウム・アクネスとも。毛穴や皮脂腺に存在し、皮脂をリパーゼによって加水分解してプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、付着する病原菌の増殖を抑える。また、紫外線などの酸化ストレスによる皮膚の細胞の損傷を抑える働きのある抗酸化酵素を分泌することが報告されている。しかし、皮脂の分泌量が増えたり何かの異常で毛穴をふさいだりするとアクネ菌が過剰に増殖して炎症を…
グラム陽性嫌気性桿菌の属。皮膚常在菌の一種。代表的なものはにきびの原因として知られるプロピオニバクテリウム・アクネス(アクネ菌)。-プロピオニバクテリウム・アクネス-プロピオニバクテリウム・アビダム-プロピオニバクテリウム・グラニュローサムこれら三種はキューティバクテリウム属に移行することが提唱されている。
アンギノーサス群(SAG)に属するストレプトコッカス属連鎖球菌。口腔常在菌であり、日和見感染を起こす。
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