AMPK(AMP-activated protein kinase) †
全ての真核細胞に存在するプロテインキナーゼ。AMP活性化プロテインキナーゼとも呼ばれる。細胞のエネルギー状態のセンサーとして働く。細胞内ATPの減少によって活性が上昇する。*1
運動によってリン酸化して活性化する。AMPKのPPARγ1発現上昇作用を介してリポタンパク質リパーゼの発現が亢進させ、脂質の代謝が促進される。*2
運動したときに筋細胞内のAMPKはリン酸化を受けて活性化することが知られています。筋肉でのAMPKの活性化は、ミトコンドリアの増加や糖の取り込みの増加、インスリン感受性の増加など、さまざまな有益な効果をもたらすことが報告されています。*3
3つのサブユニット(α、β、γ)から構成されるヘテロ三量体。AMPKが活性化されると、肝臓の脂肪合成に関わる転写因子や炭水化物応答領域結合タンパク質?がリン酸化して不活性化されるため、脂肪合成関連遺伝子の転写活性が低下して脂肪の合成が抑制される。*4
*1イソロイシンの糖代謝調節作用と臨床応用の可能性 吉澤史昭: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2015/01/86-03-07.pdf
*2運動による脂質代謝改善効果の分子機構を解明 - エネルギーセンサータンパク質AMPKの骨格筋における新たな役割 -: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2014/20140403-1.html
*3共同発表:肝臓ホルモン「ヘパトカイン」が運動の効果を無効に~運動の効果に個人差がある原因の一つを解明!: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170228-2/index.html#YOUGO1
*4日本栄養・食糧学会誌 酢酸の生理機能性 山下広美: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/67/4/67_171/_article/-char/ja/
*2運動による脂質代謝改善効果の分子機構を解明 - エネルギーセンサータンパク質AMPKの骨格筋における新たな役割 -: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2014/20140403-1.html
*3共同発表:肝臓ホルモン「ヘパトカイン」が運動の効果を無効に~運動の効果に個人差がある原因の一つを解明!: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170228-2/index.html#YOUGO1
*4日本栄養・食糧学会誌 酢酸の生理機能性 山下広美: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/67/4/67_171/_article/-char/ja/
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このページの最終更新日時: 2018-03-24 (土) 22:46:22