γ-アミノ酪酸
抑制性シナプスの神経伝達物質として働くアミノ酸。GABA(ギャバ)とも表記される。
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抑制性シナプスの神経伝達物質として働くアミノ酸。GABA(ギャバ)とも表記される。
直接塩素チャネルと連結するGABA受容体。主な抑制性シナプス伝達を担っている。脳の広範囲に分布し、様々な機能に関与することが知られている。
Gタンパク質を経てカリウムチャネルやカルシウムチャネルに作用を及ぼすGABA受容体。神経の活性化の抑制に加え、自己受容体としてγ-アミノ酪酸(GABA)の放出を調節している。
γ-アミノ酪酸(GABA)がグルタミン酸脱炭酸酵素によって生合成された後、GABAアミノ基転移酵素、SSA脱水素酵素に触媒され、最終的にTCA回路に流入する代謝経路。
GABA(γ-アミノ酪酸)を分解し、コハク酸セミアルデヒドを生成するトランスアミナーゼ。
抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)を神経伝達物質とする神経(神経細胞)。
抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)をリガンドとする受容体。
グルタミン酸デカルボキシラーゼのひとつ。
摂食行動を促進するペプチド。弓状核に存在する神経細胞から分泌される。
グリア細胞のひとつ。星状細胞や星状膠細胞、アストログリアとも。脳内の神経細胞の周りに存在する。ヒトの大脳皮質においては最も大きく、数も多い細胞。星型をしていることから名付けられた。
ビンロウの種子から単離されたアルカロイド。ニペコチン酸に似た構造を持ち、同様にγ-アミノ酪酸(GABA)の取り込み阻害作用を持つ。
代表的な食用キノコのひとつ。国内での生産量が最も多いキノコ。菌界担子菌門真正担子菌綱ハラタケ目キシメジ科エノキタケ属。ナメタケやユキノシタなどとも。
ロウバイ科ロウバイ属の植物が持つ有毒なアルカロイド。γ-アミノ酪酸(GABA)を阻害することで痙攣や神経症状を引き起こす。
痙攣を抑制する作用を持つγ-アミノ酪酸(GABA)の誘導体。国内では癲癇(てんかん部分発作)に対して2006年に承認された。商品名はガバペン。
ギャバ(gamma-aminobutyric acid : GABA) γ-アミノ酪酸を参照。
ビンロウの種子から単離された有機化合物。ニペコチン酸に似た構造を持ち、同様にγ-アミノ酪酸(GABA)の取り込み阻害作用を持つ。
グルタミン酸からカルボキシル基を外してγ-アミノ酪酸に代謝する反応を触媒する酵素。グルタミン酸脱炭酸酵素とも呼ばれる。
地中海沿岸原産とされるアブラナ科の野菜。キャベツやブロッコリーの原種と考えられている。和名はリョクオウカンランやハゴロモカンラン。
GABAシャントにおいて、γ-アミノ酪酸がGABAトランスアミナーゼによって代謝されてできる有機化合物。
ドクウツギ(特に果実)に含まれる、モノテルペン骨格を有する有毒なラクトン。ツチンよりも速やかに吸収され、さらにツチンの4倍以上の毒性を持つとされる。
生まれた直後のヒトを含む哺乳類の脳には、必要以上のシナプスが存在する。その中の必要なシナプスのみのを残し、不要なシナプスを除去する過程のこと。P/Q型カルシウムチャネルが必須であることが報告されている。
南米のアンデス山脈西側(ペルー、エクアドル、ボリビア)の高地が原産のナス科植物。果実はリコピンやγ-アミノ酪酸(GABA)、ビタミンC、ビタミンA、カリウムなどを含む。酸味の主成分はクエン酸。
THIPから合成される有機化合物。シナプス間隙におけるγ-アミノ酪酸(GABA)の取り込みを阻害する。
γ-アミノ酪酸(GABA)のアナログ。GABAB受容体のアゴニスト。商品名はギャバロン。
てんかん発作(欠神発作)に対する治療薬。ヒストン脱アセチル化酵素の阻害作用を持つ。妊婦が内服した場合、胎児に悪影響を及ぼす恐れがある。商品名はデパケン。
魚類の筋肉を構成するタンパク質。魚介類の代表的なアレルゲンとなる。水に溶けやすい性質やカルシウムと結合する性質を持つ。
小脳皮質のプルキンエ細胞層を構成する大型の多極神経細胞。その名前は発見者であるヤン・エヴァンゲリスタ・プルキンエ(Jan Evangelista Purkinje)に由来する。
ベンゼンとジアゼピンが結合した構造を持つ環式化合物。
短時間作用型のバルビツール酸系。不眠症の治療や不安緊張状態の鎮静剤。持続睡眠療法における睡眠調節や麻酔前投薬としても用いられる。商品名はラボナ。
毒キノコのテングタケが持つ毒素の一種。γ-アミノ酪酸(GABA)と同様の抑制性神経伝達物質として作用し、神経細胞の活動を抑制するGABAA受容体作動薬。ムッシモールとも。
メチル化したピリドキシン(ビタミンB6)。4'-O-メチルピリドキシンやギンコトキシン(ginkgotoxin)とも呼ばれる。英語で「ginkgo」は銀杏、「toxin」は毒を意味する。
γ-アミノ酪酸(GABA)を生産する植物性乳酸菌。乳酸菌の中でも腸内生存率が高い。ラブレ菌とも。
分娩後数日間に分泌される母乳。ラクトフェリンなどのタンパク質、タウリン、γ-アミノ酪酸(GABA)、ナトリウム、塩化物、IgA、リゾチームなどを含む。また、免疫に関与する多核白血球やマクロファージ、リンパ球も多い。
大動脈弓と頚動脈洞に存在する、動脈の血圧変化の情報を受け取る伸展受容器。
神経細胞には塩素イオンが約10mM(濃度約0.04%)含まれる。
延髄に存在する神経核(縫線核)。下行性疼痛抑制系の構成要素。橋縫線核に繋がる。
三叉神経脊髄路核のひとつ。顔面の三叉神経支配領域の痛みの伝達における中継核であり、片頭痛の発生源とも考えられている。
抑制とは、生物学、医学、生理学、薬理学などの幅広い分野において、特定の細胞の機能、酵素の活性、代謝の経路、あるいは生体の行動や神経活動などが、何らかの原因によって低下または停止させられる現象や作用全般を指す用語である。 生命活動の維持や恒常性(ホメオスタシス)の維持において、過剰な反応を防ぎ調節を行…
抑制性の神経伝達物質(抑制性神経伝達物質)として働く以下のアミノ酸のこと。
抑制性シナプスにおける過分極性のシナプス後電位。主にγ-アミノ酪酸やグリシンなど抑制性神経伝達物質が発生に関わる。
抑制性シナプスを形成するシナプス前細胞。γ-アミノ酪酸(GABA)またはグリシン作動性の神経細胞。抑制性神経細胞とも。
抑制性シナプスで働き、シナプス後電位に過分極を起こす神経伝達物質。主に塩化物イオンのイオンチャネルを活性化する。
摂食行動を促す神経ペプチド。36個のアミノ酸残基からなるペプチド。ニューロペプチドYとも呼ばれる。γ-アミノ酪酸(GABA)と同じく短期的な(数時間の)摂食亢進効果を持つ。
神経伝達とは、神経細胞(ニューロン)の間、あるいは神経細胞と筋細胞や腺細胞などの効果器との間で、化学物質を介して情報伝達が行われる生体機構のことである。
脳内の神経細胞(ニューロン)がシナプスから隣接する神経細胞に放出して情報を伝えるための物質。シナプス前終末のシナプス小胞に含まれる。
小脳皮質の中でγ-アミノ酪酸(GABA)を神経伝達物質として放出する抑制性の神経細胞。バスケット細胞とも呼ばれる。
大腸に生息する細菌の総称。その種類は500〜1000種類、数は1014個にも及ぶとされる。腸内細菌によって作られる生態系を腸内細菌叢と呼ぶ。
タンパク質の構成要素とならず、遊離した状態で体内(細胞内や血液中)に存在するアミノ酸。
ヒトの黒質の神経細胞は顆粒状のメラニンを豊富に含むため黒くみえる。ドーパミンとγ-アミノ酪酸の含有量が多い。