咳
咳(せき)は、気道に入った異物や病原体、過剰な気管支分泌液を体外に出すための防御反応。咳嗽とも呼ばれる。
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咳(せき)は、気道に入った異物や病原体、過剰な気管支分泌液を体外に出すための防御反応。咳嗽とも呼ばれる。
脳の延髄の一部。気道表面に存在する咳受容体への異物による刺激を自律神経を介して受け取り、反射的に脊髄神経を介して声帯や胸郭筋肉に働きかけて咳を起こす。
咳受容体は、咽頭、喉頭、気管、気管支などの呼吸器系粘膜の上皮内やその直下に高密度に分布しており、特に喉頭や気管分岐部においてその存在密度が高いことが知られている。
慢性咳嗽のひとつ。気管支平滑筋内やその周囲に存在する知覚神経(Aδ線維)の神経終末が、軽度の平滑筋収縮に対して過剰に反応することが原因で乾性咳嗽が発生する。
咳嗽(cough)
ユーカリやチューリップの主要な香気成分のひとつである有機化合物(モノテルペノイドおよび環状エステル)。ユーカリプトールとも。
国に対して発生報告が義務付けられている感染症のグループのひとつ。
A群溶血性レンサ球菌とは、グラム陽性の球菌であり、レンサ球菌属に分類される細菌の一種である。 ヒトの咽頭や皮膚などに感染し、多様な疾患を引き起こす病原体として知られている。
2019年末から中国湖北省の武漢市を中心として大規模な感染が確認されたコロナウイルス(2019-nCoV、SARS-CoV-2)による感染症の名称。COVID-19の「COVI」はコロナウイルス、「D」は病気(disease)、末尾の「19」はこのウイルスが最初に確認された2019年が由来。
Gi蛋白とは、ホルモンや神経伝達物質などの細胞外シグナルを細胞内へ伝達するヘテロ三量体G蛋白ファミリーの一つであり、主としてアデニル酸シクラーゼの活性を抑制して細胞内シグナル伝達を負に調節するタンパク質である。
H3N2vとは、主に豚の間で流行しているインフルエンザA型ウイルスの亜型のうち、ヒトへの感染が確認された変異型ウイルス(variant virus)の一つである。 季節性インフルエンザウイルスとは遺伝的特徴が異なるため、ヒトの間では免疫がほとんどないか、あるいは非常に低い状態にあることが特徴とされる。
中国で発生したA型インフルエンザウイルス(鳥インフルエンザ)。ヒトに感染する。
HCoV-HKU1とは、ヒトに感染を引き起こするコロナウイルスの一種であり、エンベロープを有するプラス鎖一本鎖RNAウイルスである。 ニダムウイルス目、コロナウイルス科、ベータコロナウイルス属に分類される病原体である。 本ウイルスは、2004年に香港において、肺炎を伴う呼吸器疾患を呈した患者の臨床検体から初めて分離…
SARSコロナウイルスによる感染症。重症急性呼吸器症候群とも呼ばれる。
SARS(重症急性呼吸器症候群)の原因となるコロナウイルス。感染力が強く、感染経路は咳による飛沫感染。
オピオイド受容体のひとつ。
オピオイド受容体のひとつ。
σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。リガンドとの結合によって、脳の特定領域のグルコース利用の調節や鎮咳作用、神経保護作用、抗精神病作用、抗認知症作用、コカインやメタンフェタミンの反復投与による感作に対する抑制作用、オピオイドによる鎮痛作用に対する拮抗作用などを示す。
呼吸機能の障害を来す、細気管支およびその周囲の炎症。両方の肺の広範囲(びまん性)に起こる。40〜50歳の男女に多い。
深在性真菌症のひとつ。アスペルギルス属の真菌によって主に肺に起こる感染症。外耳道や副鼻腔に感染が起こる場合もある。
アデニレートサイクラーゼ毒素とは、百日咳菌(Bordetella pertussis)などの病原菌が産生する重要な病原因子の一つであり、宿主細胞の免疫応答を撹乱する毒素である。
慢性咳嗽のひとつ。気道の表層にある咳受容体が過剰に反応することが原因で乾性咳嗽が出る。
アンジオテンシン変換酵素を阻害することで臓器障害の予防や高血圧と心不全の改善作用を発揮する薬剤。カプトプリルやエナラプリルなど。
ウエルシュ菌が産生する、溶血や壊死を引き起こす毒素。ホスホリパーゼC及びスフィンゴミエリナーゼとしての酵素活性を持つ。
青梅を薪などの弱い火と煙で薫蒸した後に乾燥させてできる生薬。漢字では烏梅。
オウム病クラミジアによる人獣共通感染症。4類感染症のひとつ。
中枢神経の興奮による覚醒作用および利尿作用があるアルカロイド。化学的にはプリン環を持つキサンチンのメチル化誘導体(1,3,7-トリメチルキサンチン)。
中国原産のバラ科ボケ属の落葉小高木。
生薬として用いられるキクやシマカンギクの頭花。漢字では菊花。
キャサヌル森林病ウイルスによる感染症。4類感染症のひとつ。
アンズ(杏)の種子の種皮を除いたもの。生薬のひとつ。アンニンとも。漢字では杏仁。消化管運動促進作用や鎮咳作用を持つ。
複数の末梢神経が障害される疾患(ポリニューロパチー)のひとつ。
急性の喉頭狭窄によって異音(吸気性喘鳴、犬吠様咳嗽、嗄声)を呈する疾患群。小児の呼吸器感染症として多い。
トリテルペン配糖体の一種。漢方である甘草(リコリス)の主成分。前駆体はβ-アミリン。グリチルリチン酸とも。
モクレン科の落葉高木であるホオノキの樹皮。漢字では厚朴。健胃や鎮咳作用を持つ生薬。腹部膨満感や消化不良、便秘、嘔吐、咳などに用いられる。半夏厚朴湯や柴朴湯、平胃散などの漢方に含まれる。
コクシジオイデス・イミチスとは、主としてアメリカ合衆国南西部やメキシコなどの乾燥地帯に生息し、ヒトにコクシジオイデス症を引き起こす二形性真菌の一種である。
鎮痛剤や咳止めとして使用されるオピオイド(弱オピオイド鎮痛薬)。リン酸化したリン酸コデインも同様の目的に利用される。
ウイルスや細菌の感染の原因となる抗原成分(タンパク質、ペプチド、DNA、RNAなど)のみを抽出して作られた不活化ワクチン。成分ワクチンとも。百日咳やインフルエンザの予防に有効。
ゴボウ(牛蒡)の果実。漢字では牛蒡子。
口内炎に有効な生薬。咳止めや去痰、鎮静、鎮痛、解熱などの作用も持つ。ニッポンサイシンまたはウスバサイシンとも。漢字では細辛。
抗ヒスタミン活性や抗セロトニン活性を持つ有機化合物。皮膚疾患に伴う痒み、蕁麻疹、血管運動性浮腫、花粉症、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒など上気道炎に伴うくしゃみ、鼻汁、咳嗽などの治療薬。片頭痛の予防にも用いられる。商品名はペリアクチン。
ボタン科ボタン属の植物、またはその根から採れる生薬のこと。漢字では芍薬。
オオバコの種子。浮腫や膀胱炎、痰の多い咳などに対する生薬として用いられる。漢字では車前子。
熱帯アジア原産のショウガ科の多年草。根茎が食品や生薬(漢方)として用いられる。漢字では生姜や生薑。
延髄の咳中枢に直接作用して鎮咳作用を示す有機化合物。商品名はアストミン、ジメモルミン。
クワ科の落葉高木のマグワ(マルベリー)の根皮。漢字では桑白皮。
体の一部を繰り返し動かしたり、無意味な声や咳払いを繰り返したりする疾患。単にチックとも。小児に多いとされる。
感冒、上気道炎、気管支炎、肺炎、肺結核、気管支拡張症などの症状である咳嗽、喀痰喀出困難に対する治療薬。商品名はアスベリン。
生薬のひとつ。ウンシュウミカンの成熟した果実の外果皮を天日干しして乾燥させ、1年以上経過したもの。漢字では陳皮。健胃、鎮咳去痰、制吐などの作用を持ち、食欲不振、消化不良を改善する。
感冒、気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、咽喉頭炎、鼻カタルなどによる咳の治療薬。延髄の咳中枢に直接作用し、咳反射の閾値を上げる。中枢神経のセロトニン濃度を上昇させる。
エイズなど免疫不全や免疫抑制剤の使用による免疫低下に伴うびまん性の間質性肺炎。ニューモシスチス・イロヴェチ(Pneumocystis jirovecii)が原因。以前はカリニ肺炎と呼ばれたことがあったが、この名称は誤りとされる。
生薬として使われるカラスビシャクの塊茎。鎮静、鎮吐、鎮咳、去痰などの作用を持つ。漢字では半夏。
ハンタウイルスによる感染症のひとつ。咳や呼吸困難などの呼吸器障害と心原性ショックなどを主徴とする。前駆症状として発熱と筋肉痛が必ず起こるとされる。致死率は40%と高い。
バラ科の常緑高木。葉は喘息や咳嗽、呼吸困難などに対する生薬として用いられる。プルナシンなどが含まれる。
キジカクシ科(かつてはユリ科)の常緑多年草であるジャノヒゲの根の膨大部から得られる生薬。漢字では麦門冬。龍のヒゲとも。
高血圧などの治療薬として使われる、降圧作用を持つ有機化合物。商品名はディオバン。
百日咳菌と共存するが、DNA検査からは全く別の種類であることが報告されているボルデテラ属の細菌。百日咳菌毒素(PT)の遺伝子を持つが、そのプロモーター領域に多くの変異がある。百日咳流行の後期に分離される。
ヒパジンとは、かつて日本薬局方に収載されていた中枢神経系に作用する薬剤であり、主として鎮咳薬などとして用いられていた化学物質である。 厚生労働省などの公的機関や医薬品に関するデータベースにおいて、その有効成分や製剤の薬事的な変遷が記録されている。
苦味のあるアーモンド。苦扁桃とも。
5つの塩素を持つクロロフェノール。