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HEALTH WORDS / 用語解説

α-シヌクレイン

α-synuclein

140個のアミノ酸残基からなるタンパク質。神経細胞に局在し、シナプス可塑性や神経伝達物質の調整などを行う。

α-シヌクレインの脳への異常な蓄積によって神経細胞やグリア細胞の障害を引き起こし、シヌクレイノパチー(パーキンソン病、多系統萎縮症、レビー小体型認知症など)による認知障害や運動障害の原因となる。異常な集積は神経伝達物質の放出に必要とされるSNARE複合体の機能異常によって引き起こされることが報告されている。123

ユビキチンとともにパーキンソン病で見られる細胞内封入体のレビー小体を構成する。4

PACSIN1がα-シヌクレイン凝集体の蓄積を防いでいることが報告されている。5

参考文献・出典

  1. パーキンソン病発症の鍵を握る「αシヌクレイン」の 生体内により近い状態での構造解析に成功 ~ パーキンソン病の根本治療の手がかりに ~(プレスリリース) — SPring-8 Web Site: http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2016/160808/ ↩
  2. α-シヌクレインの集積はSNARE複合体の機能異常が関係―パーキンソン病など神経変性疾患の病因解明に新たな一歩― — 大阪大学: http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/ResearchRelease/2012/11/20121129_1 ↩
  3. 共同発表:神経変性疾患の原因となる異常たんぱく質を生体脳で画像化することに成功~異常たんぱく質「αシヌクレイン」病変をとらえるPET薬剤を産学連携で創出~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220831/index.html ↩
  4. 天然アミン神経毒とパーキンソン病 永津俊治 藤田保健衛生大学総合医科学研究所: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/40/2/40_2_123/_pdf ↩
  5. 共同発表:オートファジー分解経路を制御する新たな因子を発見~栄養状態や分解物により選択、神経変性疾患医療への応用に期待~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220701/index.html ↩