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HEALTH WORDS / 用語解説

糖蛋白

Glycoprotein

糖蛋白とは、蛋白質(アミノ酸がペプチド結合した高分子)のポリペプチド鎖に糖鎖が共有結合した複合蛋白質の一種である。1

糖蛋白を構成する糖鎖は、単糖が鎖状あるいは分岐状に連なった構造を持ち、蛋白質の特定のアミノ酸残基(主にアスパラギンのアミノ基や、セリン・スレオニンの水酸基など)に結合している。2

生物体内において、多くの分泌蛋白質や膜蛋白質は糖蛋白として存在しており、細胞の表面において細胞接着、受容体としてのシグナル伝達、自己と非自己の免疫学的認識など、極めて多様な生物学的機能を担っている。2

また、血液中に存在する血漿蛋白の多くも糖蛋白であり、例えば免疫グロブリンなどの抗体分子や、血液凝固に関与する因子、あるいは様々なホルモンなどがこれに該当する。1

糖鎖の構造や付加様式は多様性に富んでおり、これが蛋白質自体の立体構造の安定化、プロテアーゼによる分解からの保護、さらには分子間の相互作用の特異性を決定づける上で重要な役割を果たしている。2

参考文献・出典

  1. e-ヘルスネット: https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-014.html ↩1 ↩2
  2. 生化学辞典(第4版): https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E7%B3%96%E9%8E%LOCK ↩1 ↩2 ↩3