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HEALTH WORDS / 用語解説

CT検査

Computed Tomography

CT検査とは、X線を用いて身体の断面像を撮影する画像診断装置を用いた検査法である。1 コンピュータで画像を再構成することにより、従来のX線撮影では重なり合って見えない組織や臓器の詳細な情報を得ることができる。2

CT検査はX線管と検出器を身体の周囲に回転させながらデータを収集し、コンピュータ処理によって人体の横断面をはじめとする画像を作り出す検査である。1 検査時にはベッドに横たわり、X線の照射を受けながら装置のガントリーと呼ばれる開口部を通過する。 撮影の目的に応じて、病変の描出能を高めたり血管構造を明瞭にしたりするために、ヨードを含有する造影剤を静脈から注射して撮影を行う造影CT検査が選択されることもある。2 これに対して、造影剤を使用しない検査は単純CT検査と呼ばれ、緊急時の脳出血や骨折などの診断において迅速な評価が可能である。

医療分野におけるCT技術の進歩は著しく、近年では多列検出器CT(MDCT)の普及により、短時間で広範囲を高分解能かつ立体的に撮影することが可能となっている。2 これにより、頭部、胸部、腹部など全身の様々な疾患、例えば悪性腫瘍(がん)、脳血管障害、心疾患、肺炎、外傷などの早期発見や病期診断、治療効果の判定において極めて重要な役割を担っている。1

一方で、CT検査は電離放射線であるX線を利用するため、放射線被ばくを伴うという側面がある。2 そのため、医療従事者は正当化と最適化の原則に基づき、臨床的な利益が被ばくによるリスクを上回ると判断される場合にのみ検査を実施し、画質を維持しつつ線量を低減させるための技術的な工夫を行っている。2

参考文献・出典

  1. 国立がん研究センター: https://ganjoho.jp/public/dia_tre/examination/ct/index.html ↩1 ↩2 ↩3
  2. 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000603772.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5