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HEALTH WORDS / 用語解説

4-ヒドロキシフェニルピルビン酸

4-Hydroxyphenylpyruvic acid

4-ヒドロキシフェニルピルビン酸とは、生体内におけるアミノ酸であるチロシンの代謝中間体であり、芳香族アミノ酸の分解経路において重要な役割を果たす有機化合物である。1

ヒトの身体において、必須アミノ酸の一つであるフェニルアラニンは、まず肝臓などでフェニルアラニン4-モノオキシゲナーゼの作用によりチロシンへと変換される。2 生成されたチロシンは、チロシン aminotransferase(アミノ基転移酵素)によってトランスアミノ化を受け、最終的に4-ヒドロキシフェニルピルビン酸へと変化する。1

この4-ヒドロキシフェニルピルビン酸は、さらに4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼという酵素の働きによってホモゲンチジン酸へと代謝される。1 この代謝経路はチロシンの完全な酸化分解およびエネルギー産生、あるいは糖新生への寄与において不可欠なステップである。2

もし、この経路に関与する酵素群に先天的な遺伝子疾患や異常が生じた場合、中間体である4-ヒドロキシフェニルピルビン酸やその関連物質が正常に代謝されず、血中や尿中に蓄積することになる。2 これに関連する代謝異常症としては、チロシン血症などが知られており、生化学的および臨床医学の分野において重要な研究対象となっている。2

参考文献・出典

  1. NBD化合物データベース: https://dbarchive.biosciencedbc.jp/kyantech/kegg/pathway/map/map00350.html ↩1 ↩2 ↩3
  2. J-GLOBAL: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200906060105307525 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4