リボソーム
細胞小器官のひとつ。細胞内に多数存在している。大きさは直径3nm程度。数種類のrRNAと多数のリボソームタンパク質から構成される。雪だるまのような形状で、だるまの上部が小サブユニット、下部が大サブユニットと呼ばれる。
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細胞小器官のひとつ。細胞内に多数存在している。大きさは直径3nm程度。数種類のrRNAと多数のリボソームタンパク質から構成される。雪だるまのような形状で、だるまの上部が小サブユニット、下部が大サブユニットと呼ばれる。
リボソームDNA rDNAを参照。
リボソームRNA(ribosome RNA)
リボソームRNAの遺伝子。真核細胞のゲノム。
リボソームを構成するタンパク質。起源が最も古いタンパク質と言われ、様々な生物細胞がそれを持つことが確認されている。
原核生物のリボソーム(70Sリボソーム)のサブユニットのひとつ。分子量約90万。
5'末端キャップ構造の付加とは、真核生物のRNAポリメラーゼIIによって転写された前駆体mRNAの5'末端に、特殊なグアニンヌクレオチドが逆向きに結合する修飾反応のことである。
細菌の70Sリボソームを構成するサブユニット。
リボソームRNAのひとつ。リボソームの反応中心部に存在する、約120塩基長よりなる核酸。
細菌や古細菌が持つ小さなリボソーム。30Sサブユニットと50Sサブユニットで構成される。
真核細胞のリボソーム。シクロヘキシミドは80Sリボソームのペプチジルトランスフェラーゼに作用する。
遺伝子発現のミスによって産生される異常タンパク質に付加されるペプチド。主にアラニンとスレオニンからなる。リボソームによる翻訳反応が停滞した際に新生タンパク質の末端に付加される。
翻訳開始因子。α、β、γの3つのサブユニットからなる三量体Gタンパク質。
eIF3(真核生物翻訳開始因子3)とは、真核生物におけるタンパク質の生合成(翻訳)の開始段階において中心的な役割を果たす、巨大かつ複雑な多タンパク質複合体である。
翻訳におけるリボソーム同士の衝突を防ぐ因子。
タンパク質の設計図となるRNA。細胞の中で遺伝子(DNA)からの転写によって作られる。メッセンジャーRNAや伝令RNAとも。
ミトコンドリアの中に存在するDNA。ミトコンドリアDNA。
哺乳類のTOR。ラパマイシンの標的として酵母で同定された遺伝子の哺乳類におけるホモログ。
リボソームにおけるタンパク質合成(翻訳)に関連するタンパク質(S6キナーゼや4E-BP1など)をリン酸化して活性化する複合体。ラパマイシンによって阻害される。
MTR4とは、RNAヘリカーゼファミリーに属するATP依存性のRNA解きほぐし酵素であり、エキソソーム複合体と協調してRNAの品質管理や代謝において中心的な役割を果たすタンパク質である。
翻訳中にリボソームが異常停止したmRNAを分解する機構。
DNAの塩基配列に依存せずペプチド系化合物を生合成する酵素。非リボソーム型ペプチド合成酵素とも。スルガミドBの合成に必要。
リボソームの遺伝子。主に核小体が持つ。リボソームRNA遺伝子やリボソームDNAとも。
核酸のひとつ。複数のリボヌクレオチドが、以下のようにホスホジエステル結合でつながった重合体。リボ核酸とも。
RNAテンプレートとは、遺伝情報を伝達または複製する際に、新たな核酸鎖を合成するための型として機能するリボ核酸分子のことである。
RNAプロセッシングとは、真核生物においてDNAを鋳型として転写された前駆体mRNA(hnRNA)が、翻訳能を持つ成熟したmRNAへと変換される一連の生化学的修飾プロセスの総称である。
RNAを解きほぐすヘリカーゼ。RNAの合成や分解、pre-mRNAスプライシング、翻訳、リボソーム生合成などにも関わる。ヒトでは70種類以上が存在する。
リボソームの翻訳停滞を解消する品質管理機構。様々な因子がリボソームを解離させ、合成途中のペプチド鎖を分解させる経路。
RNAヘリカーゼと2種類のユビキチン結合タンパク質からなる、衝突リボソームを除去する活性を持つ複合体。
RNAのひとつ。リボソームRNAやリボソーマルRNAとも呼ばれる。
リン酸化されると種々のリボソームタンパク質をリン酸化して翻訳を促進するキナーゼ。
SIRT7とは、哺乳類におけるサーチュインファミリーに属するヒストンデアセチラーゼであり、主として核の仁に局在して転写調節やエピジェネティクスの維持に関与するタンパク質分子である。
転写伸長因子。加齢に伴いリボソーム遺伝子上の非コードRNAの転写を促進し、rDNAの不安定化および細胞老化を促進する。
細菌の感染症に対して処方されるマクロライド系抗生物質のひとつ。商品名はジスロマックやアジマイシン。
抗生物質の一種。アミノ配糖体系とも。
ウイルスの分類(科、属)のひとつ。2分節(S-RNAとL-RNA)のマイナス鎖RNAウイルス。エンベロープを持つ。直径50〜300nm。齧歯類を宿主とする。
アンチセンス法とは、標的とする遺伝子のメッセンジャーRNA(mRNA)と相補的な配列を持つ核酸(アンチセンス核酸やアンチセンスオリゴヌクレオチド)を結合させることにより、その遺伝子発現を特異的に抑制または制御する技術のことである。
エンドプラズミックレティキュラムとは、真核細胞の細胞質基質内に存在する網状または管状の細胞小器官であり、日本語では小胞体とも呼ばれる。
細胞が自己の成分を分解する機能。細胞の一部を小胞で隔離し、その内容物を細胞内のリソソームに運んで分解する機構。全ての真核生物が保有しているとされる。
マクロライド系のひとつ。細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットと結合し、そのタンパク質の合成を阻害する。
ゲノムRNAとは、多くのRNAウイルスにおいて遺伝情報の伝達および保存を担う核酸であり、DNAではなくリボ核酸を遺伝情報の媒体として保持するゲノムのことである。
細胞小器官のひとつ。発見者であるイタリア人病理学者のカミッロ・ゴルジ(1843-1926)から、その名が付けられた。ゴルジ装置やゴルジ複合体とも呼ばれる。
サペロウイルスとは、ピコルナビルス科に属する非エンベロープ性の一本鎖RNAウイルスの属の一つである。
寿命に関わると考えられている遺伝子。サーチュインはもともと酵母や線虫の寿命を決定する遺伝子(Sir2)として発見されたが、人間においても同じ遺伝子(SIRT1)があることが確認されている。
シグナル認識粒子とは、真核生物の細胞質基質中に存在し、小胞体で翻訳されるタンパク質のアミノ酸配列 N 末端にあるシグナル配列を認識して結合するリボ核蛋白複合体である。
シグナル認識粒子受容体とは、真核生物の小胞体膜または原核生物の細胞膜上に存在し、シグナル認識粒子(SRP)とその積荷であるリボソーム・ nascent chain 複合体を特異的に認識して結合する膜タンパク質複合体である。
シャーペロン(分子シャペロン)とは、細胞内においてタンパク質が正確な高次構造へと折りたたまれる(フォールディング)過程を助け、あるいは凝集を防ぐ機能を持つタンパク質群の総称である。
ストレプトマイセス・リンコルネンシスとは、放線菌の一種であり、抗生物質であるリンコマイシンを産生する微生物として知られているバクテリアである。
リボソームがmRNAの翻訳中に停滞すること。終止コドンが欠損することで起こる。
細胞核内におけるmRNA前駆体のスプライシングを行う、核内低分子RNA(snRNA)とタンパク質の複合体。
8個のアミノ酸で構成された大型の環状構造を持つペプチド。カテプシンBに対する阻害作用を持つ。非リボソーム型ペプチド合成酵素(NRPS)によって生合成される。
質量の単位。統一原子質量単位の「u」に等しい。1Da = 1.6605655 × 10-27kg
オキサゾリジノン系の抗菌薬。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌による感染症の治療薬。細菌のリボソームの50Sサブユニットに結合してタンパク質合成を阻害する。プロドラッグはテジゾリドリン酸エステル(商品名はシベクトロ)。
トランススクリプトームとは、ある細胞、組織、あるいは個体などの特定の生理的状態において、転写されるすべてのRNA分子の総体のことである。
必須アミノ酸のひとつ。1901年に牛乳に含まれるカゼインが膵液で分解されたものの中から発見された。
主に核小体に存在するタンパク質。20%程度が核質に存在する。
腸管アメーバ症の治療薬。アメーバ赤痢の便中への虫体排出を阻止する抗菌薬。商品名はアメパロモ。
ブチロシンAとは、バクテリアの一種である放線菌の一株であるBacillus circulansによって産生されるアミノグリコシド系抗生物質の一つである。
コンパクトに収縮されたクロマチン。この状態ではDNAの情報を読み出すことができない。哺乳類のメスが持つ2本のX染色体のうちの1本はヘテロクロマチンとして不活性化され、凝縮してバー小体となる。
HE染色に使用される色素。ヘマトキシリンの酸化により生じたヘマテインが、媒染剤の金属部分と錯体を形成して正に帯電することで、負に帯電している細胞核やリボソームのリン酸基と結合し、それらを青紫色に染める。