延髄
脳幹の最下部。橋の下に位置する。脊髄に繋がる。脊髄と類似点が多く、両者とも灰白質が中心部にあり、白質が周辺部にある。球とも呼ばれる。
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脳幹の最下部。橋の下に位置する。脊髄に繋がる。脊髄と類似点が多く、両者とも灰白質が中心部にあり、白質が周辺部にある。球とも呼ばれる。
延髄孤束核 孤束核を参照。
延髄尾側腹外側野
延髄最後野
延髄の上端、橋の下端にあり、延髄の前正中裂の上限を示す延髄錐体の間にある小さい三角形のへこみ。
延髄の一部。以下の部位に分けられる。
延髄の前正中裂の両側に存在する隆起。単に錯体とも。
ドーパミンD2受容体のサブタイプのひとつ。前頭皮質や中脳、延髄に発現する。
好酸球に含まれる顆粒にある塩基性のタンパク質。リボヌクレアーゼとしての活性を持つ。その酵素活性はECPの100倍程度とされる。
食事の際に小腸下部の粘膜上皮のL細胞から分泌されるホルモン。延髄孤束核にも存在が確認されている。インクレチンのひとつ。グルカゴン様ペプチド-1とも。
抑制性シナプスの神経伝達物質として働くアミノ酸。GABA(ギャバ)とも表記される。
胃や膵臓、脳の視床下部弓状核、ランゲルハンス島のε細胞やα細胞などから分泌されるホルモン。28個のアミノ酸から構成される。空腹や低血糖によって主に胃の内分泌細胞(X/A様細胞)から放出される。
ドクウツギ(特に果実)に含まれる、モノテルペン骨格を有する有毒なラクトン。ツチンよりも速やかに吸収され、さらにツチンの4倍以上の毒性を持つとされる。
十二指腸や空腸のI細胞および回腸と結腸の神経細胞から分泌されるホルモン。
延髄の咳中枢に直接作用して鎮咳作用を示す有機化合物。商品名はアストミン、ジメモルミン。
肉体や精神にかかる負荷のこと。
感冒、上気道炎、気管支炎、肺炎、肺結核、気管支拡張症などの症状である咳嗽、喀痰喀出困難に対する治療薬。商品名はアスベリン。
感冒、気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、咽喉頭炎、鼻カタルなどによる咳の治療薬。延髄の咳中枢に直接作用し、咳反射の閾値を上げる。中枢神経のセロトニン濃度を上昇させる。
1980年に腸管から発見されたペプチド。38個のアミノ酸からなる。PPファミリーに属する。
眼裂狭小、瞳孔縮小、発汗減少などが起こる症候群。延髄背外側部の梗塞において見られる。頸部に腫瘍が存在し、頸部の交感神経を圧迫される場合に多い。
高血圧性心不全の治療薬。頭側延髄腹外側野のイミダゾリン1受容体に作用し、中枢性に交感神経活動を抑制する。モクソニジンとも。
側方への姿勢制御が障害され、それによる立位および歩行の障害が起こる状態。病巣側に身体が不随意に倒れる。前庭脊髄路や脊髄小脳路などが責任病巣とされている。
延髄外側部の梗塞による損傷によって見られる、脳卒中様症状に激しいめまい(回転性めまい、浮動性めまい)を伴う症候群。
顔面に受ける刺激を伝達する神経。脳神経のなかで最も大きい。第Ⅴ脳神経とも呼ばれる。
延髄腹外側野を制御する脳幹の部位。上位脳幹からの情報は吻側延髄腹外側野(RVLM)を介して脊髄循環中枢へ伝達される。
大脳鎌の上縁に沿って、延髄盲孔から静脈洞交会まで縦走する静脈洞。
脳幹の延髄にある神経核。登上線維を介してプルキンエ細胞へ情報を伝達する。
延髄の腹側に存在する縫線核。勃起に対しては抑制系として、性行動に対しては促進系として雄の性機能に関わる。
中脳水道を取り囲み密集する比較的小型の神経細胞集団(灰白質)。中脳水道周囲灰白質(PAG)とも。
中枢神系とは、一般に中枢神経系の誤記あるいは略記として用いられる言葉であり、生物の神経系のうち脳および脊髄を中心とした中枢部分を指す概念である。厚生労働省の用語解説等において、神経系は脳や脊髄からなる中枢神経系と、そこから身体各部へ広がる末梢神経系に大別されることが示されている。生物学および医学の…
生体の制御において中心的な役割を担う神経細胞の集団。
ボツリヌス毒素が混入したハチミツやコーンシロップなどによって乳児に発症する運動神経・筋の麻痺性疾患。
延髄より上の脳幹部や大脳が損傷されたために嚥下の機能障害が起こる、球麻痺に似た脳の障害。仮性球麻痺では嚥下反射は起こりにくいが、球麻痺とは異なり嚥下中枢は障害されていないため、一度嚥下反射が起こればその後の動きはスムーズに進む。仮性球麻痺とも。
内側前庭脊髄路とは、内側前庭神経核を起始核とし、脊髄の頸髄および上部胸髄の前庭脊髄路反射や姿勢反射に関与する下行性伝導路である。
内側毛帯(ないそくもうたい、英: medial lemniscus)とは、延髄から視床へと上行する求心性の神経線維束であり、体性感覚のうち温痛覚を除く触覚、圧覚、固有受容覚(位置覚や運動覚)などを大脳皮質へ伝える主要な上行性伝導路の一部である。
帯状皮質の一部。前部帯状皮質や前部帯状回とも。
迷走神経の副次的な神経として名が付けられた脳神経。第Ⅺ脳神経とも。
大動脈弓と頚動脈洞に存在する、動脈の血圧変化の情報を受け取る伸展受容器。
延髄の最後野に存在する、嘔吐に関わる化学的刺激を受け取る部位。化学受容体引き金帯とも表記される。
がんに対する化学療法(抗がん剤)によって引き起こされる悪心と嘔吐。パロノセトロンやアプレピタントが治療に用いられる。
横隔膜の痙攣による不随意運動・間代性痙攣。俗にしゃっくりとも。
吻側亜核とは、主に三叉神経脊髄路核の吻側に位置する神経核の亜核構造を指す用語である。 この神経核は、頭部や顔面からの感覚情報を中枢神経系へ伝達する神経回路の一部として機能している。
下行性疼痛調節系のひとつ。前帯状皮質の神経細胞の興奮は、この部位を介して痛みを増強させる方向へ働く。
延髄の一部。後顔面神経核の直下から延髄腹側表面にまで展開している。血管運動中枢(心臓血管運動中枢)。圧受容器反射の最終情報統合部位で交感神経中枢。圧受容器反射に関与する複数の神経核からなる。抑制性の呼吸性ニューロンが存在する。頭側延髄腹外側野とも。
舌の表面にある、味覚を感知する紡錘形の器官。味覚器(味覚受容体)の最小単位。50〜100個の細胞で構成される。大部分は舌にあり、約5000個がある。口蓋、咽頭、喉頭にも合計で1000個程度分布する。
延髄の孤束核に位置する、呼吸の制御に重要な部位。
呼吸運動または横隔神経の発射(発火)と何らかの位相関係を持った活動を示す神経細胞の総称。延髄の呼吸中枢に存在する。
呼吸抑制とは、中枢神経系の抑制や呼吸筋の機能低下などにより、呼吸の回数である呼吸数や一回あたりの換気量が減少し、体外への二酸化炭素の排出が十分に行われなくなる病態または生理学的変化である。
脳の延髄の一部。気道表面に存在する咳受容体への異物による刺激を自律神経を介して受け取り、反射的に脊髄神経を介して声帯や胸郭筋肉に働きかけて咳を起こす。
咳受容体は、咽頭、喉頭、気管、気管支などの呼吸器系粘膜の上皮内やその直下に高密度に分布しており、特に喉頭や気管分岐部においてその存在密度が高いことが知られている。
延髄最後野や孤束核を中心とする嘔吐中枢の興奮によって起こる、食道上部の弛緩と腹部内圧の上昇によって胃の内容物を口腔から吐き出す現象。
延髄に存在する、嚥下の機能を司る中枢。嚥下に関連する求心性神経で、運動神経と直接シナプス結合するものはほとんどない。
大動脈弓や頚動脈洞に存在する圧受容器(動脈圧受容器)の反射。
延髄に存在する神経核(縫線核)。下行性疼痛抑制系の構成要素。橋縫線核に繋がる。
脳幹(延髄)に存在する神経核。孤束核の内側部の細胞は多数のニューロペプチド(エンケファリン、ソマトスタチン、サブスタンスP、コレシストキニンなど)を持つ。
脳の視床下部前方の背側部において、第三脳室の壁の近くに存在する部位。
外尿道括約筋、球海綿体筋、坐骨海綿体筋の協調により、精液が後部尿道を経て体外へ射出される現象。精液が膀胱内へ逆流(逆行性射精)しないよう内尿道口の閉鎖が起こる。
運動の調節と学習に関わる、脳幹の背中側に存在する脳の部位。後脳の一部。
小脳テントとは、大脳の後頭葉と小脳の上面を隔てている、硬膜がテント状に突起した堅い結合組織の板状構造である。 頭蓋腔内を分葉し、脳組織の重量を支えるとともに、頭部外傷時などの脳の過度な移動を制限する重要な役割を担っている。
延髄腹外側野の一部。血圧上昇による孤束核の興奮によって活動が亢進し、吻側延髄腹外側野へ伸びるGABAによる抑制性シナプスによってその活動を抑制する。