HEALTH WORDS / 用語解説
グルカゴン
glucagon
肝臓でグリコーゲンを分解してグルコース生産を増加させ、血糖値を上昇させる働きをするホルモン。健常者では空腹時にグルカゴンがグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる。1
膵臓のランゲルハンス島にあるα細胞から分泌される。グルコースはα細胞を直接刺激してグルカゴン分泌を促進させる。同時にβ細胞から分泌される亜鉛イオンはパラクリンによってα細胞からのグルカゴンの分泌を抑制する。2
インスリンは血糖が多くなると分泌されるが、グルカゴンの分泌は血糖が上がると抑制される。インスリンとグルカゴンの分泌量は真逆の関係となる。3
働きもインスリンとは逆にエネルギーを放出する以下のような働きを持つ。4
糖尿病では食前における血漿のグルカゴンの濃度の上昇、さらに食後におけるグルカゴンの抑制不全や濃度上昇などの分泌の調節異常が確認されている。
食後に分泌されたグルカゴンは、求心性迷走神経のグルカゴンの受容体に作用し、細胞内カルシウムイオン濃度上昇やERK1/2のリン酸化を伴う神経の活性化を誘導する。5
参考文献・出典
- 日本大学医学部 内科学系 糖尿病代謝内科学分野|糖尿病研究について: http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/dmet/research/subject_dpp-4.html ↩
- 日本大学医学部 内科学系 糖尿病代謝内科学分野 糖尿病研究について: http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/dmet/research/subject_dpp-4.html ↩
- 糖尿病の基礎知識: http://polaris.hoshi.ac.jp/openresearch/kamata(pathophysiol).html ↩
- 国立大学法人 長崎大学 物質代謝・異化と同化 物質代謝・異化と同化膵島ホルモン(インスリン・グルカゴン)糖尿病 メタボリックシンドローム: http://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/genetech/genkenbunshi/pdf/H24.1.19.pdf ↩
- 自治医科大学 地域医療オープン・ラボ グルカゴンの求心性迷走神経への直接作用を介した脳入力経路の発見: http://www.jichi.ac.jp/openlab/newsletter/h38_spletter.pdf ↩