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HEALTH WORDS / 用語解説

モリブデン

molybdenum, Mo

このページの目次
  1. モリブデンの摂取目安量
  2. モリブデンの欠乏症

人体に必要なミネラルのひとつである元素。成人の体内には約9mgのモリブデンが含まれ、肝臓や腎臓、副腎、血液などに比較的多く存在する。1

摂取されたモリブデンの90%は胃と小腸から吸収され、タンパク質と結合して血液中を運ばれ、体内の各組織に移動する。

体内の酵素の働きを助ける。ニトロゲナーゼや硝酸レダクターゼに含まれており、酸化還元反応の電子伝達に関わるとされる。2

モリブデンは、酸化還元酵素の補助因子として働く。長期間にわたり完全静脈栄養を施行した場合に欠乏症がみられ、頻脈、多呼吸、夜盲症等が起こることが知られている。3

キサンチンオキシダーゼやアルデヒドオキシダーゼ、亜硫酸オキシダーゼなどの補助因子であり、プリン体やアセトアルデヒド、亜硫酸などの無毒化に関わる。

モリブデンの摂取目安量4

年齢(歳)性別ごとの目安量(μg)
男性女性
1~2--
3~5--
6~7--
8~9--
10~11--
12~14--
15~17--
18~292025
30~492530
50~692025
70~2025

食品では牛乳など乳製品、豆類、レバー、穀類に比較的多く含まれる。5

モリブデンの欠乏症

通常の食生活では不足しない。遺伝的要因やモリブデンを含まない輸液のみの補給によってプリン体の代謝障害、神経過敏、昏睡、頻脈などが現れる場合がある。

参考文献・出典

  1. 西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt ↩
  2. 東京大学 生物生産工学研究センター 准教授 藤原徹 真核生物で初めてのモリブデントランスポーターの単離と解析: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/fujiwara2.html ↩
  3. 文部科学省 無機質: http://fooddb.mext.go.jp/nutman/nutman_04.html ↩
  4. 日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html ↩
  5. 栄養豆知識 < 筑波大学体育科学系運動栄養学 麻見(おみ)研究室: http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/~ominaomi/basic11-20.html ↩