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HEALTH WORDS / 用語解説

調合サラダ油

調合サラダ油とは、2種類以上の植物油をブレンドして作られる食用油の一種である。1 JAS規格においては、サラダ油の品質基準を満たすように調整された加工油脂として位置づけられている。2

調合サラダ油の最大の目的は、単一の植物油では得られない脂肪酸組成のバランスの最適化や、風味、耐熱性などの機能性を向上させることにある。1 JAS規格の規定により、サラダ油として販売される油は、低温下でも白濁や凝固が生じにくいように脱蝋(ウィンタリング)と呼ばれる工程を経る必要がある。2 調合される原油には、大豆油、菜種油(キャノーラ油)、トウモロコシ油(コーン油)、綿実油、サフラワー油(紅花油)、ひまわり油、ごま油などが用いられる。1 これらの原料油脂を適切な割合で組み合わせることにより、栄養学的な脂肪酸バランスや、加熱調理時の酸化安定性をコントロールすることが可能となる。2

JAS規格によるサラダ油の一般品質基準では、精製度が高く、酸価や過酸化物値などの化学的特性が一定の厳しい基準内に収まることが求められている。1 調合サラダ油もこの基準に適合する必要があり、製造工程においては高度な精製技術が適用される。2 脱酸、脱色、脱臭といった精製プロセスを経て、遊離脂肪酸や不純物が徹底的に取り除かれるため、加熱調理においても臭気が少なく、素材の風味を損なわない特長を持つ。1

栄養成分の観点から見ると、調合サラダ油はリノール酸やオレイン酸、α-リノレン酸などの各種不飽和脂肪酸を効率よく摂取できるように設計されることが多い。2 近年の健康志向の高まりに伴い、特定の脂肪酸に偏らないようブレンドされた製品や、ビタミンEなどの栄養補助成分が添加された製品も市場に流通している。1 ただし、油脂全般に共通して高エネルギーであるため、過剰摂取は脂質異常症や肥満といった生活習慣病のリスク要因となり得る点に注意が必要である。2

調理法としての用途は極めて広く、ドレッシングやマヨネーズなどの生食用から、炒め物、揚げ物、天ぷらといった加熱調理に至るまで万能に活用される。1 特に揚げ物においては、酸化しにくい油脂をブレンドすることで調理器具や油の劣化を抑え、揚げ物の食感をサクサクに保つ効果が期待できる。2

参考文献・出典

  1. 農林水産省: https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yosi_kikaku.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7
  2. e-Gov法令検索: https://laws.e-gov.go.jp/law/419AC0000000067 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7