インテグリン
細胞表面に発現する、細胞外基質からの情報を読み取る働きをもつタンパク質(受容体)。細胞接着分子のひとつ。
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細胞表面に発現する、細胞外基質からの情報を読み取る働きをもつタンパク質(受容体)。細胞接着分子のひとつ。
インテグリンのひとつ。ラミニンファミリーに属するタンパク質。
αEサブユニットとβ7サブユニットからなるヘテロダイマーであるインテグリン。CD103とも。
インテグリンのひとつ。がんの増殖や血管新生、浸潤などに関与すると考えられている。血管新生中の内皮細胞や一部の腫瘍細胞に高発現するが、通常の内皮細胞や正常細胞にはほとんど発現していない。
インテグリン関連タンパク質(integrin associated protein : IAP) CD47を参照。
CD151とは、細胞表面に発現するテトラスパニンファミリーに属する糖タンパク質であり、インテグリンなどの膜受容体と複合体を形成して細胞接着、細胞運動、シグナル伝達などの多様な生物学的プロセスの制御に関与する分子である。
組織普遍的に発現する5回細胞膜貫通型のタンパク質。インテグリン関連タンパク質(IAP)とも。
CD82とは、細胞表面に発現する糖タンパク質の一種であり、テトラスパニンファミリーに属する分子である。 かつては前立腺癌の転移を抑制する遺伝子の産物として発見され、KAI1とも称される。
テトラスパニンファミリーに属する4回膜貫通型の膜タンパク質。インテグリンやCD19、HB-EGFなどと複合体を形成し、コファクターとして細胞接着、遊走、転移、増殖、シグナル伝達などに関与する。
線維芽細胞増殖因子のひとつ。酸性FGFやaFGFとも。
IAP -インテグリン関連タンパク質(integrin associated protein) -アポトーシス阻害タンパク質(inhibitor of apoptosis protein)
リンパ球が発現するインテグリン。
Mac-1とは、主にマクロファージや好中球などの白血球の表面に発現するインテグリンファミリーに属する糖タンパク質であり、CD11bとCD18のヘテロ二量体から構成される受容体である。CR3(補体受容体3)とも称され、iC3bやフィブリノゲン、ICAM-1などの多様なリガンドと結合することで、細胞接着、食作用、白血球の遊走とい…
腸管リンパ組織のHEVに発現し、2つのIgドメインとムチンドメインを有する小分子。
Rap1Bとは、低分子量G蛋白質のRasファミリーに属するRapサブファミリーの一つであり、細胞の増殖、接着、遊走、および血管新生などの多様な細胞生物学的プロセスにおいて中心的な役割を果たすシグナル伝達分子である。
アルギニン、グリシン、アスパラギン酸(Arg-Gly-Asp)からなるアミノ酸の配列(モチーフ)。細胞結合部位となる配列。インテグリンαvβ3はこの配列を持つペプチドを認識する。
α2,6-シアル酸の合成に関わる糖転移酵素。細胞内のゴルジ体に存在し、シアル酸を糖鎖の末端にあるガラクトースにα-2,6結合の様式で転移する。
メモリーT細胞表面に発現するインテグリン。消化管粘膜の血管内皮細胞表面に発現するMAdCAM-1に接着することによって消化管粘膜および腸管関連リンパ組織へのリンパ球浸潤を媒介する。
インテグリンのひとつ。自己免疫疾患やがんの転移に関与することが知られている。α4インテグリンを阻害する抗体(ナタリズマブなど)が医薬品として実用化されている。
αセクレターゼとは、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβペプチドの産生を抑制する生体防御的なタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の総称である。 アルツハイマー病の脳内では、アミロイド前駆体タンパク質(APP)と呼ばれる膜タンパク質が酵素によって切断されることでアミロイドβが生成され、これが神経細胞…
エルシニア属の細菌が産生し、この細菌の強い細胞付着性と侵入性の原因となるタンパク質。上皮細胞のインテグリンβ1鎖と結合することで細菌が細胞内に侵入して感染が起こる。
インテグリン(β1インテグリンおよびβ3インテグリン)に対する拮抗薬。クサリヘビのヘビ毒から抽出された。
タイサブリとは、一般名をナタリズマブとする、遺伝子組換え技術を用いて製造されたヒト化モノクローナル抗体であり、主として多発性硬化症などの自己免疫疾患の治療に用いられる免疫抑制剤および生物学的製剤である。
ディスインテグリンとは、主としてマムシやガラガラヘビなどのヘビ毒中に見出される、血小板の凝集を強力に阻害する低分子量のタンパク質ファミリーである。
血管内皮細胞の膜タンパク質。
α4インテグリンに対するモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制に用いられる。商品名はタイサブリ。
ネクチン-1とは、細胞接着分子であるネクチンファミリーに属する糖タンパク質の一つであり、免疫グロブリンスーパーファミリに分類される分子である。 ヒトゲノムにおいてはPVRL1(poliovirus receptor-related 1)遺伝子またはネクチン-1遺伝子|NECTIN1遺伝子によってコードされており、染色体上の11q23-q24に局在してい…
ヘマグルチニンの一種。TGF-β受容体の発現を介してインテグリンαEβ7の発現を増強させることが示唆されている。
細胞外基質となる糖タンパク質。細胞接着分子のひとつ。
抗α4β7インテグリンモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。潰瘍性大腸炎やクローン病の治療薬。商品名はエンタイビオ。
ポダソームとは、細胞が基質に接着し、細胞外マトリックスを分解するために形成する、円形または斑点状の特殊な細胞接着装置である。 破骨細胞、マクロファージ、樹状細胞などの造血系細胞や、癌細胞などの運動性の高い細胞において顕著に観察される。
メカノセンサーとは、生体が受ける機械刺激を物理的シグナルから化学的または電気的シグナルへと変換する受容体、細胞、あるいは分子装置の総称である。
細胞の性質を制御する、機械的刺激によって活性化される生化学的シグナル。浸潤突起形成に関わる。
基底膜を構成する、細胞接着に関わるタンパク質。3つのサブユニットから構成されるタンパク質。
ラミニンのアイソフォーム。表皮基底膜に発現する主なラミニン。α3、β3、γ2鎖からなる。
付着依存性とは、多くの正常な動物由来細胞が生存および増殖するために、培養液中で固体表面などの基質や足場へ付着することを必須とする性質である。 接着依存性とも呼ばれるこの現象は、多細胞生物の組織の恒常性を維持する上で極めて重要な生体機構の一つである。
自己免疫疾患のひとつ。血小板のインテグリンを自己抗原とする抗血小板抗体ができることによって血小板が破壊され、血小板の数が激減(場合によっては1μLあたり1万〜2万個程度)する疾患。発症率は10万人に約2人で難病に指定されている。免疫性血小板減少症とも。
好中球遊走とは、好中球が血管内から組織へと移動し、化学物質の濃度勾配に沿って生体内の目的地へ向かう現象である。
約1030個のアミノ酸からなる非受容体型チロシンキナーゼ。
機械刺激とは、生体や細胞に対して加えられる物理的な力や変形のことであり、触覚、圧覚、痛覚などの体性感覚や、聴覚、平衡覚といった特殊感覚を引き起こす基本的な刺激である。
がん細胞が形成する、細胞外基質を破壊して浸潤や転移するための細胞膜構造。浸潤突起の形成は細胞増殖因子の刺激やインテグリン活性化、メカノトランスダクションなどにより誘導される。
細胞表面で突起した生体膜がちぎれて生み出される脂質膜の微粒子。生体情報の伝達を担い、老化やがんなどの疾患に伴い量が変動する。
細胞同士(細胞接着)または細胞と細胞外基質との接着を行う分子の総称。接着因子とも。
細胞間結合とは、多細胞生物の体を構成する細胞と細胞の間や、細胞と細胞外基質の間を物理的に連結し、組織の構造的完全性を維持する特殊な膜タンパク質複合体の総称である。 生物学および医学において、上皮組織をはじめとする様々な組織の恒常性維持、機械的ストレスに対する耐性の付与、および細胞間の情報伝達において…
血小板の細胞表面に存在する複数種類の糖タンパク質。
リンパ節(リンパ節傍皮質)に存在する、リンパ球の出入りに関わる細静脈。正六面体で背の高い内皮細胞を持つ。