脂肪細胞
中性脂肪(トリアシルグリセロールやコレステロールのエステル)を蓄える細胞。通常の細胞の数倍~10倍の直径(最大で約200μm)を持つ。骨格筋や心筋の脂肪細胞は1μm程度と小さい。
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中性脂肪(トリアシルグリセロールやコレステロールのエステル)を蓄える細胞。通常の細胞の数倍~10倍の直径(最大で約200μm)を持つ。骨格筋や心筋の脂肪細胞は1μm程度と小さい。
脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ ATGLを参照。
脂肪細胞由来ロイシンアミノペプチダーゼ(adipocyte-derived leucine aminopeptidase : A-LAP)
脂肪細胞のトリグリセリドをジアシルグリセロールと遊離脂肪酸に加水分解する反応を触媒する酵素(リパーゼ)。脂肪トリグリセリドリパーゼや脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ、PNPLA2とも呼ばれる。
脂肪細胞に多く発現し、脂質の代謝に関わるタンパク質。ATGLの活性化する作用を持つ。ABHD5とも呼ばれる。
C/EBPファミリーに属する転写因子として働くタンパク質。小胞体ストレスにより誘導され、細胞にアポトーシスを誘導する。
脂肪組織や肝臓の異常で確認されるマクロファージなどの集合。
小胞体アミノペプチダーゼ(ERAP)のひとつであるロイシンアミノペプチダーゼ。脂肪細胞由来ロイシンアミノペプチダーゼ(A-LAP)とも。アミノ酸鎖の長さが9~16のペプチドに作用する。
FABP4とは、主に脂肪細胞やマクロファージに多量に発現し、脂肪酸などの疎水性リガンド可逆的に結合して細胞内輸送を行う細胞質型タンパク質ファミリーの一種である。 アディポサイト型脂肪酸結合タンパク質(aP2)とも称され、脂肪酸の代謝制御やシグナル伝達において重要な役割を担っている。
線維芽細胞増殖因子(FGF)のひとつ。ヘパトカインの一種。
Gタンパク質共役型受容体のひとつ。オステオカルシン、オルニチン、テストステロン、細胞外カルシウムイオンなどに応答する。特に脂肪細胞のGPRC6Aがオステオカルシンにより活性化し、脂肪細胞を縮小させることが知られている。
HMWとは、日本語で高分子量(高分子量体)を意味し、分子の質量が大きい状態や、そのような分子群を指す医学および生化学用語である。
病原体の排除や創傷治癒の役割を果たすインターロイキン。過剰または持続的な産生は炎症性疾患の発症や進展に関与することが知られている。当初はBSF-2と呼ばれた。
リボソームにおけるタンパク質合成(翻訳)に関連するタンパク質(S6キナーゼや4E-BP1など)をリン酸化して活性化する複合体。ラパマイシンによって阻害される。
不飽和脂肪酸のグループのひとつ。カルボキシル基側の反対側の炭素(ω位)から数えて3番目の炭素結合部に二重結合を持つためオメガ3系脂肪酸(ω-3脂肪酸)とも呼ばれる。
脂肪細胞に発現するホスホジエステラーゼ。シロスタゾールが高い親和性を示す。
PPARγに結合するコアクチベーターとして同定された転写制御因子。白色脂肪細胞においてはミトコンドリア生合成の増強やUCP1の発現増加などによる褐色脂肪細胞様変化を生じさせる。
様々な固形がんに高発現するヘム結合性膜タンパク質。がん細胞の増殖や薬剤耐性獲得に関わる。
δ型ホスホリパーゼC(PLCδ)のひとつ。細胞質分裂が起こる際にPHドメインを介して分裂溝に局在しする。これはPIP2の分裂溝への分布と一致している。
PPARのひとつ。脂肪細胞の分化に関わる転写因子となる核内受容体。
PRDM16とは、転写因子およびエピジェネティックなコアギュレーターとして機能し、哺乳類の発生や細胞分化、特に褐色脂肪細胞や筋由来脂肪細胞(ベージュ脂肪細胞)の分化誘導において中心的な役割を果たすタンパク質およびそれをコードする遺伝子である。
PRDMファミリーとは、特徴的なPRドメインを持つ転写因子群であり、発生、分化、および細胞周期の制御において極めて重要な役割を果たすタンパク質群の総称である。
SLCファミリーに属するトランスポーターのひとつ。脂肪細胞で発現する。
α2,6-シアル酸の合成に関わる糖転移酵素。細胞内のゴルジ体に存在し、シアル酸を糖鎖の末端にあるガラクトースにα-2,6結合の様式で転移する。
固形がんに対して出血性の壊死を誘導する因子として発見されたサイトカイン。腫瘍壊死因子-αとも呼ばれる。
細胞膜に存在するタンパク質。機械刺激や特定の脂質による刺激によって活性化し、細胞内へカルシウムを投下する。
褐色脂肪細胞のミトコンドリアに存在する、脂肪を利用して熱を生み出すタンパク質。脱共役タンパク質のひとつ。
VAMP-2は、小胞SNARE(v-SNARE)またはシナプトブレビン-2(Synaptobrevin-2)とも呼ばれる分子量約18 kDaの膜タンパク質であり、神経細胞をはじめとする多様な分泌細胞に広く発現している。
WNKキナーゼのひとつ。
アドレナリン受容体のひとつ。アドレナリンα2受容体とも。
アクチビンのひとつ。肝臓で特異的に作られる細胞の分化・増殖に関わるヘパトカイン。
ケトン体を利用し、コレステロールや脂質の生合成に関与する合成酵素。脳の海馬錐体細胞層や小脳白質細胞層に高発現する。
脂肪細胞が生産、分泌するサイトカインの総称。アディポサイトカインとも呼ばれる。
脂肪細胞が分泌する、直径が数十nmから1μmの膜小胞。
脂肪細胞から特異的に分泌されるアディポカイン。
36個のアミノ酸からなるアディポサイトカインかつマイオカイン。血管内皮などから分泌され、血管内皮由来の一酸化窒素を放出して血圧を降下させる。また、強力な心筋収縮作用を持つ。
プロポリスの主要な抗菌成分とされる桂皮酸の誘導体。がん細胞のDNA合成を阻害してアポトーシスを誘発する作用が報告されている。
甘草に含まれるポリフェノール。
白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に転換する遺伝子を活性化させる可能性があると考えられているマイオカイン(タンパク質)。
膵臓のランゲルハンス島に存在するβ細胞から分泌されるペプチドホルモン。ショウジョウバエから哺乳類まで進化的に保存されている。インシュリンとも。
インターロイキン6とは、主として免疫応答や炎症反応の調節に関与する代表的なサイトカインの一つであり、液性免疫の誘導や急性期タンパク質の生合成など多様な生理作用を示す糖タンパク質である。 T細胞やマクロファージ、線維芽細胞など多様な細胞によって産生されるほか、血管内皮細胞や脂肪細胞からも分泌されることが…
カロテノイドの一種。赤色を呈する。アスタキサンチンと同じく脂肪細胞分化の抑制を介して耐糖能異常を改善する可能性が示唆されている。
4つの三価クロムイオンが結合した、インスリンの作用を増強するオリゴペプチド。インスリン受容体のチロシンキナーゼ活性を増強することで、グルコーストランスポーターの細胞膜上での発現を促進する。
グリセロールリン酸シャトルにおいて、ジヒドロキシアセトンリン酸とグリセロール-3-リン酸の相互変換を触媒するデヒドロゲナーゼ。細胞質のGPDHはジヒドロキシアセトンリン酸をグリセロール-3-リン酸に変換し、ミトコンドリアのそれ(mGPDH)は逆の変換を行う。
肝臓でグリコーゲンを分解してグルコース生産を増加させ、血糖値を上昇させる働きをするホルモン。健常者では空腹時にグルカゴンがグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる。
ステロイド(グルココルチコイド)をリガンドとする受容体。ほぼ全ての細胞に存在し、グルココルチコイドによる抗炎症作用に関わる。
ヘキソースに分類される単糖類のひとつ。グルコースは葡萄から初めて取り出されたことからブドウ糖とも呼ばれる。異性体にフルクトースがある。分子式は C6H12O6
グルタミンをグルタミン酸に転換する反応の触媒となる酵素。グルタミンを脱アミノ化してグルタミン酸を形成し、グルタミンの律速的初期代謝に関わる。骨芽細胞と脂肪細胞への分化方向性の決定や骨形成に必要。
ヘパトカイン(アディポカイン)の一種。ケモカイン型の分泌タンパク質。
動物の体内で最も多いタンパク質。細胞外基質のひとつ。身体を構成する全タンパク質の約30%を占める。皮膚や腱、角膜では水分を除いた分の80%程度を占める。
イネの主要なフラボノイド型のファイトアレキシン。サクラニンのアグリコン。代謝によってゲンクワニンとなる。
ステロイドの副作用として引き起こされる代謝異常が原因となる糖尿病。糖を合成する働きを高めるため血糖が増加する。
ブロッコリーとその発芽物のブロッコリースプラウト(ブロッコリーの芽)に含まれるファイトケミカルの一種。イソチオシアネートのひとつでもある。
ダイオウ属の植物に含まれるポリフェノール。センノシドのアグリコン。GLUT4の細胞膜への移行を促し、脂肪細胞のグルコースの取り込みを促進するインスリン様の作用を持つ。
チアゾリジンを基本骨格とする糖尿病治療薬。
摂食を抑制する作用を持つペプチド。室傍核から分泌される。食事によって血液中に増加するグルコースとインスリンによって分泌量が増加する。
柑橘類や陳皮に特有のフラボノイドのひとつ。特にシークヮーサー(シークワーサー)に多いとされる。
アディポカイン(アディポネクチン)のひとつ。遺伝子PBEF1(NAMPT)によって発現する。
上皮細胞(皮膚や粘膜、角膜)の形成に関わる脂溶性ビタミン。レチノイドとも呼ばれる。
ベージュ脂肪細胞を参照。