HEALTH WORDS / 用語解説
芎帰調血飲
Kyukichoukeiin
芎帰調血飲とは、漢方薬の処方の一つであり、主として産後の悪露、血の道症、神経症などの改善に用いられる医薬品である。1
本方剤は、江戸時代の医師である稲葉文斎の著書『粛穏方』に収載されている伝統医学の処方として知られている。2
構成生薬としては、当帰、川芎、芍薬、熟地黄あるいは生地黄、人参、白術あるいは蒼術、茯苓、陳皮、香附子、烏薬、益母草、牡丹皮、桃仁、紅花、大棗、甘草、生姜などの多数の生薬が組み合わされて配合されていることが多い。1
東洋医学的な証としては、気血両虚や瘀血の状態にある患者に適応されることが多く、血流を改善する活血化瘀の働きと、不足した気血を補う益気補血の働きを合わせ持つものとして位置づけられている。2
臨床的には、女性ホルモンの変動や出産に伴う心身の不調、月経不順、更年期障害などの諸症状に対して応用されることがある。1
服用にあたっては、体質や症状の進展に応じて適切な医師や薬剤師などの専門家による指導を受けることが重要であり、副作用として発疹、発赤、かゆみ、あるいは食欲不振や胃部不快感などの消化器症状が現れる可能性があるため、身体の変調を感じた場合には速やかな対応が求められる。1
参考文献・出典
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構: https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultPDF/400183_5200008D1055_1_02 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
- 一般社団法人 日本東洋医学会: https://www.jsom.or.jp/medical/ebm/iisi/26/1026.html ↩1 ↩2