アミロイドβ
アルツハイマー病の原因物質と考えられているタンパク質。脳内で生成されることは古くから知られているが、それ以外の組織で生成されるアミロイドβも血液によって脳に運ばれ蓄積することが動物実験によって確認されている。
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アルツハイマー病の原因物質と考えられているタンパク質。脳内で生成されることは古くから知られているが、それ以外の組織で生成されるアミロイドβも血液によって脳に運ばれ蓄積することが動物実験によって確認されている。
40個のアミノ酸から構成されるアミロイドβ。
42個のアミノ酸から構成されるアミロイドβ。アミロイドβ42は脳の中で固まりやすく、タウタンパク質の蓄積を促すなど、アルツハイマー病の発症に関わるとされる。
脳の血管内皮細胞に発現している、アミロイドβの前駆体となるタンパク質。β-セクレターゼおよびγ-セクレターゼによって分解されてアミロイドβとなる。
APH-1とは、ガンマセクレターゼ複合体を構成する必須の膜タンパク質の一つである。
Aβ アミロイドβのこと。
A線維のひとつ。直径は5〜12μm。Ⅱ群線維とも。
神経細胞中に豊富に存在するスフィンゴ糖脂質。脳に沈着したアミロイドβはGM1ガングリオシドと結合していることが知られている。
FAM3のファミリーに属するタンパク質。FAM3Cやアイレイとも。
サプリメントに含まれる抗酸化剤。去痰薬やアセトアミノフェンの過剰摂取時の解毒剤として使⽤される。グルタチオンの前駆体。アセチルシステインとも。商品名はムコフィリン。
αセクレターゼとは、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβペプチドの産生を抑制する生体防御的なタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の総称である。 アルツハイマー病の脳内では、アミロイド前駆体タンパク質(APP)と呼ばれる膜タンパク質が酵素によって切断されることでアミロイドβが生成され、これが神経細胞…
アミロイド前駆体タンパク質を切断してアミロイドβを生成する酵素のひとつ。
プレセニリンを中心とする、非特異性の酵素複合体。ニカストリンを含み、プレセニリンと互いに活性を調節する。アミロイド前駆体タンパク質を切断してアミロイドβの産生に関わる。
サトイモ科コンニャク属の植物であるこんにゃくの根茎(芋)を原料とする食品。漢字では蒟蒻。
ヒトアミロイドβペプチドに対する遺伝子組換えヒトIgG1モノクローナル抗体。エーザイとバイオジェンによって共同開発された。
ミスフォールディングによってできる疎水性で線維状のタンパク質。難溶性のβシート重合構造をとって沈着したもの。アミロイド線維とも。アミロイドーシスの原因となる。
アミロイド前駆蛋白とは、さまざまな細胞の細胞膜上に発現している1回膜貫通型の糖蛋白であり、アルツハイマー病の病態において中心的な役割を果たすアミロイドβ蛋白の前駆体分子である。
最も多い認知症(全体の約60%)。海馬の病変による記憶障害が顕著な認知症で、物忘れから徐々に進行する。遺伝によるものを家族性アルツハイマー病、遺伝によらないものを孤発性アルツハイマー病と呼ぶ。アルツハイマー型認知症とも。
クロロゲン酸類のひとつ。カフェ酸のカルボキシル基がキナ酸の3〜5位のヒドロキシ基と脱水縮合した構造を持つ化合物。
白カビ(ペニシリウム属)による乳の発酵によって製造される、フランス原産のチーズ。熟成期間が20日前後と他のナチュラルチーズと比較してかなり短い。
ローズマリーの葉に含まれる、抗酸化作用を持つポリフェノール。5kgのローズマリーに1.5gのカルノシン酸が含まれるとされる。
アルツハイマー型認知症の進行を抑制する有機化合物。ロシアのコーカサス地方においてマツユキソウの球根から分離された三級アルカロイド。商品名はレミニール。
クリアランス機構とは、生体が代謝物、異物、老廃物、病原体などの不要物を血液、組織、あるいは器官から排除し、体外へ排泄あるいは無毒化する一連の生体防御および恒常性維持のための生理学的仕組みのことである。
スフィンゴ脂質のひとつ。セラミドの前駆体。多くの真菌が持ち、その増殖や出芽、環境適応、病原性への関与が示唆されている。食品では穀物や豆類、根菜、果実などの植物由来のものや麹、酒粕に含まれる。
非ステロイド系抗炎症薬のひとつ。慢性関節リウマチや変形性関節症、腰痛などの鎮痛に用いられる。商品名はクリノリル。
セクレターゼとは、膜タンパク質の細胞外ドメインを切断して細胞外へと遊離させるプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の総称である。 アルツハイマー病の発症メカニズムやアミロイドβの生成に関与する酵素群として特に広く知られている。
フラボノールのひとつ。ケルセチンの2、3位に水素原子が結合したジヒドロ体。ジヒドロケルセチンとも。イチゴやアザミ、シベリアカラマツなどに含まれる。
菌類の細胞膜の構成成分であるステロールの一種。エルゴステロールから水素を2つ取り除いた化学構造を持つ。
ブラジキニンなどの血管作動性ペプチドを分解する酵素。また、ナトリウム利尿ペプチドの分解に関与する中性エンドペプチダーゼ。
3リピートタウの変性が主な原因となる前頭側頭型認知症。若年性認知症の中核的な疾患。
ストマチンと同様に細胞膜の脂質ラフトに存在し、生体膜中の小胞形成に関与するタンパク質。
偽性コリンエステラーゼのひとつ。アミロイドβの蓄積に関連する。リバスチグミンによって阻害される。
グリセロリン脂質のひとつ。sn-1位にビニルエーテル結合、sn-2位に多価不飽和脂肪酸を有するエーテル型グリセロ脂質。最も酸化を受けやすいリン脂質とされる。プラズマローゲンとも。
DHAから生成される脂質メディエーター。以下の様々な細胞に影響を及ぼす。
ベータアミロイド アミロイドβのこと。
フラボノイドのひとつ。ニラに多く含まれる。
抗生物質のひとつ。結核やハンセン病などの治療に用いられる。肝臓のCYP3Aなどの薬物代謝酵素を誘導して併用された薬物の代謝を亢進させる。
2023年に販売が開始されたアルツハイマー病の治療薬。脳内のアミロイドβに結合する抗体によりそれを減少させアルツハイマー病の進行を抑制する。
脳の神経細胞内において、過剰にリン酸化されたタウタンパク質が凝集したもの。
神経毒性の強いアミロイドβ(主にアミロイドβ42)が神経細胞外に沈着したもの。アルツハイマー病の原因と考えられている。
アミロイドβ(主にアミロイドβ42)が神経細胞外に沈着したもの。
細胞膜上に存在する、コレステロールとコレステロールに親和性の高いスフィンゴ脂質から構成されるドメイン。脂質マイクロドメインとも。
脳の神経細胞が障害される疾患によって現れる、認知(記憶、思考、情動、知覚)の異常のこと。