ケモカイン
白血球に対する遊走活性(ケモタキシス)を持つサイトカインの総称。免疫細胞を組織へ遊走させるのに必要。対応する受容体を持つ細胞をケモカイン産生部位に集める。
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白血球に対する遊走活性(ケモタキシス)を持つサイトカインの総称。免疫細胞を組織へ遊走させるのに必要。対応する受容体を持つ細胞をケモカイン産生部位に集める。
ケモカインをリガンドとする受容体。ヒトには現在までに19個のケモカイン受容体の存在が報告されてる。血球には複数種類のケモカイン受容体が発現する。
NF-κBを活性化して様々なケモカインを誘導し、炎症を引き起こす分子。汎発性膿疱性乾癬などの乾癬や毛孔性紅色粃糠疹5型の患者はCARD14の遺伝子に変異が起きていることが報告されている。
ケモカインのひとつ。TARCとも。
炎症性ケモカインのひとつ。CCL3を介して腫瘍部位に集積したCCR5発現線維芽細胞が、増殖因子を産生し、大腸がん発症進展過程に重要な役割を果たしていることが報告されている。
腫瘍の近くに集積した間葉系幹細胞が産生するケモカイン。CCR5のリガンド。がん細胞の転移や増殖を助けることが知られている。
ケモカイン受容体の一種。CCケモカインをリガンドとする。
好塩基球に発現するケモカイン受容体。
単球やNK細胞に発現するケモカイン受容体。MCP-1をリガンドとする。CD192とも呼ばれる。
ケモカイン受容体のひとつ。好酸球が特異的に発現し、その遊走および脱顆粒に関わる。エオタキシンが特異的リガンドとなる。
ケモカイン受容体のひとつ。CCケモカイン受容体4。
ケモカイン受容体のひとつ。CD4陽性T細胞などのリンパ球表面に存在し、その遊走に関わる。骨代謝も調節し、その機能抑制は破骨細胞の骨吸収を抑える。
ケモカイン受容体のひとつ。CD197とも呼ばれる。
Th2細胞に発現するケモカイン受容体。
ケモカインのファミリーのひとつ。ケモカインが持つ4つのシステイン残基のうち、N末端側の2つのシステイン残基が連続しているもの。β‐ケモカインとも。
CX3CRとは、ケモカイン受容体ファミリーに属する膜蛋白質の一つであり、特にCX3CR1がよく知られている。
ケモカイン受容体のひとつ。フラクタルカインをリガンドとする。
ケモカインのサブファミリーのひとつ。
CXCケモカインのひとつ。パルミチン酸負荷によって骨格筋の筋線維やサテライト細胞から分泌されるマイオカイン。
ケモカイン(CXCケモカイン)のひとつ。CXCR4のリガンド。SDF-1やPBSFとも。
間葉系細胞が産生するケモカイン。
CXCL2とは、ケモカインファミリーに属するサイトカインの一つであり、主として炎症性細胞の遊走や活性化を誘導するタンパク質である。 かつてはマクロファージ炎性タンパク質-2アルファ(MIP-2アルファ)や好中球活性化タンパク質-3(GROベータ)といった名称でも呼ばれていた歴史がある。
ケモカインのひとつ。ニッケルアレルギーの発症に関わるタンパク質。
CXCケモカインのひとつ。キラーT細胞を誘引する作用を持つ。
ケモカイン受容体の一種。CXCケモカインをリガンドとする。
ケモカイン受容体のひとつ。好中球や単球(マクロファージ)に発現する。
ケモカイン受容体のひとつ。好中球に発現する。
ケモカイン受容体のひとつ。抗腫瘍免疫に関連する。アスベストの曝露によって発現が減弱することが報告されている。
CXCケモカインのひとつ。CXCL12をリガンドとする。好中球に発現する。
CXCR6とは、主としてT細胞やNK細胞などの免疫細胞の表面に発現するG蛋白連鎖型のケモカイン受容体である。
ケモカインのファミリーのひとつ。ケモカインが持つ4つのシステイン残基のうち、N末端側の2つのシステイン残基の間に1つのアミノ酸が存在するもの。α-ケモカインとも。
Cケモカイン(C chemokine) ケモカインの一種。
IL-17のファミリーに属するインターロイキンのひとつ。主にTh17細胞から産生される炎症性サイトカイン。
IL-17ファミリーは、T細胞などの免疫細胞から産生されるシグナル伝達物質であり、これまでにIL-17AからIL-17Fまでの6種類のメンバーが同定されている。
Th1細胞が産生するケモカインのひとつ。単球や活性化T細胞、NK細胞に発現するCXCR3のリガンドであり、これらを引き寄せる作用を持つ。
単球を特異的に遊走させるCCケモカイン。CCL2や単球遊走因子とも呼ばれる。
骨吸収活性を有するCCケモカイン。
CXCケモカインのひとつ。
軟骨基質の主要な分解酵素となるマトリックスメタロプロテアーゼ。3型コラゲナーゼとも。
NaV1.8とは、主として末梢の痛覚受容神経である求心性のC繊維やAδ繊維の細胞膜に多く発現する、電位依存性ナトリウムチャネルのαサブユニットをコードする遺伝子、および同遺伝子によって発現するチャネル蛋白質である。
NOD1(Nucleotide-binding oligomerization domain-containing protein 1)とは、主として自然免疫に関与する細胞質性のパターン認識受容体である。 宿主の細胞内に侵入した病原体由来の分子パターンを認識し、炎症反応や免疫応答を誘導する重要なタンパク質として機能する。
CCケモカインのひとつ。CCR3のリガンド。IFN-γによって発現が誘導される。
RelBとは、NF-kappaB(NF-κB)転写因子ファミリーを構成するタンパク質の一つであり、主に非古典的(オルタナティブ)NF-kappaB経路において重要な転写調節因子として機能する分子である。
IL-33をリガンドとする膜貫通型受容体。IL-33受容体とも。
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。
血小板のα顆粒に特異的に存在するタンパク質。代表的なCXCケモカイン。血小板による血栓形成などの活性化に伴い血液中に放出される。
アドレナリン受容体のひとつ。心臓や血管平滑筋に存在し、血管の拡張に関わる。この受容体をβ遮断薬によって遮断することで気管支や血管収縮が起こる。
インターフェロンの分類のひとつ。ウイルスの感染時には大量に産生され、そのウイルスを排除するために働く。恒常的に僅かな量が体内に存在する。この常に僅かに分泌されるⅠ型インターフェロンは腫瘍を抑える働きを持つことが示唆されている。
Ⅱ型肺胞上皮細胞とは、肺の肺胞に存在する上皮細胞の一種であり、サーファクタントの合成および分泌を担う立方型の細胞である。
血液中のタンパク質が抗原となり、それに対する抗体(IgG)が結合してできる抗原抗体複合体が種々の臓器の血管周囲に沈着して起きる炎症。Ⅲ型アレルギーの原因となる。アルツス反応とも。
ヘパトカイン(アディポカイン)の一種。ケモカイン型の分泌タンパク質。
コンドロイチン硫酸のひとつ。ケモカインと特異的に結合する特殊な四糖構造を豊富に持ち、ケモカインの作用を抑制する。また、L-セレクチンとリガンドの結合も強く抑制する。これらのことから、コンドロイチン硫酸Eが抗炎症作用を持つことが示唆されている。
免疫細胞が分泌する、細胞の増殖や分化、活性化、抑制などを制御する、分子量が6,000~60,000(8,000〜30,000とも)のタンパク質または糖タンパク質の総称。ホルモンと作用は似ているが、ホルモンとは違って主に近くの細胞に作用する。
胸腺から出たばかりで抗原の刺激を受けていないT細胞。活性化T細胞(エフェクターT細胞)になる前の状態。Th0細胞とも。
ニッチ細胞から供給される、または幹細胞ニッチに存在する分子。
ヒトの上部消化管(主に口腔)や腸内における常在菌。
ケモカインと細胞接着分子の活性を併せ持ち、血管内皮細胞上に発現する細胞膜結合型ケモカイン(CX3Cケモカイン)。CX3CR1のリガンド。CX3CL1とも。
肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。
マクロファージ受容体とは、マクロファージの細胞膜上に発現し、自己と非自己の識別、病原体の認識、サイトカインの産生誘導、および食作用(ファゴサイトーシス)などの多様な免疫応答を仲介する膜タンパク質群の総称である。
免疫関連遺伝子とは、生体の免疫系の構築、維持、および生体防御反応の調節に関与する一連の遺伝子群の総称である。 ヒトゲノム中には多数の免疫関連遺伝子が存在し、自己と非自己の識別、病原体の排除、炎症応答の制御など、極めて多様な生体防御機構において中心的な役割を果たしている。