がん
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。
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国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。
がんがキラーT細胞の免疫チェックポイントに対するリガンドを発現して、キラーT細胞の活性化を抑えることで自身が攻撃されることを免れる機構。
がん遺伝子となる前の、変異していない遺伝子。
幹細胞ががん化したもの。普通のがん細胞に比べて数は少なく増殖も緩やかであるが、抗がん剤や分子標的薬、放射線治療では死滅しないとされる。
腫瘍組織やその周囲に混在する様々な細胞成分(正常組織・免疫細胞)および非細胞成分から構成され、腫瘍の発生と進行に多くの影響を与える環境。
がんによる心膜炎。原因となるがんは肺がんが最も多く、次いで乳がんや悪性リンパ腫、食道がん。
がんが終末期に皮膚に浸潤または転移し、皮膚を破ってできる腫瘤が壊死して潰瘍となったもの。乳がんや頭頚部がん、食道がんなどで見られ、特に乳がんでは約5~10%と多く見られる。
がんによって起こる悪液質。がんの種類によっても頻度に差があり、胃がんや膵がんで多い。がんによる死亡者の50%以上が罹患し、約30%における死因であるとされる。
がん遺伝子とは逆に、細胞の増殖を抑制やDNA異常の修復、アポトーシス誘導などを行う遺伝子。
がん細胞が発現するタンパク質で、免疫細胞などに抗原として認識される可能性のあるもの。
がん検診とは、無症状の健康な人に対して問診、身体診察、画像診断、血液検査などの検査を実施し、悪性新生物(がん)の早期発見と早期治療につなげることで、がんによる死亡率の低下を図る医学的介入である。 がんは日本人の死亡原因の第1位を占める重大な疾患であり、その対策として厚生労働省や地方自治体が主体となっ…
がん特異的抗体 キャスマブを参照。
がん精巣抗原(cancer-testis antigen) CT抗原を参照。
がん化した個々の細胞のこと。通常の細胞に比べて分裂速度が速く、密度も高いため非常に硬くなる。
白血病やリンパ腫、肉腫を除くほとんどの臓器のがんで検出される。
細胞周期やアポトーシスに関わる遺伝子が変異して、がんの原因となる異常な働きをする遺伝子。オンコジーンとも呼ばれる。変異する前の遺伝子はがん原遺伝子と呼ばれる。
TGF-βにより腫瘍血管内皮細胞から形成され、がんの進展を促進する線維芽細胞。
ショウガ科の植物の地下茎に含まれる小分子化合物。タイ産ショウガ類であるガランガル(ナンキョウ)に主に含まれる。国内で主に食用とされるショウガには含まれない。
12-O-テトラデカノイルホルボール-13-アセテート(TPA、またはホルボール-12-ミリスチン酸-13-アセテート、PMAとも呼ばれる)とは、植物由来の強力な腫瘍促進物質であり、生化学および細胞生物学の研究において汎用されるホルボールエステルの一種である。
リポキシゲナーゼのひとつ。動脈硬化の進行や前立腺がんの抑制に関与しているとされる。
ゲルダナマイシンの誘導体。HSP90の阻害剤。放射線によって生じるDNAの二重鎖切断の修復に関わるタンパク質(Rad51)を阻害し、がん細胞に選択的な細胞死を誘導する。
グルコースの2位のヒドロキシ基を放射性核種の18Fで置換した誘導体。18F-2-フルオロデオキシグルコースやデオキシ-2-フルオロ-D-グルコースなどとも。
2,6-キシリジンとは、キシチジンの異性体の一つであり、芳香族アミンおよびアニリン誘導体に分類される有機化合物である。主に局所麻酔薬であるリドカインなどの合成中間体や、農薬、染料の原料として広く利用されている。常温では無色から淡黄色の液体または結晶性の性状を示し、特異な臭気を持つ。化学物質としての毒性…
グルコースの2位のヒドロキシ基が水素原子に置換された有機化合物。
メチルイミダゾールの異性体のひとつ。
4E-BP1とは、eIF4E結合タンパク質1(eukaryotic translation initiation factor 4E-binding protein 1)の略称であり、真核生物における翻訳開始の制御に関与する重要なタンパク質である。
セロトニン受容体のひとつ。求心性迷走神経末端に発現し、腸クロム親和性細胞から分泌されるセロトニンによって刺激されると嘔吐中枢を介して嘔吐が引き起こされる。
アミノ酸のひとつ。δ-アミノレブリン酸とも。
DNAの核酸塩基であるシトシンがメチル化したもの。
がんの診断から5年後に生存している患者の割合のこと。がん以外による死亡を除くため、実際には5年相対生存率の数値が使われる。
同じ性別および年齢の日本人の5年後に生存している割合と比べ、がんによってどれだけ生存率が低くなるかを示す値。
イソチオシアネートのひとつ。6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート。6-MITCとも表記される。
ニトロ化した多環芳香族炭化水素のひとつ。この代謝産物はDNA付加体を生成し、発がん性を持つことが報告されている。
ABCC4とは、ATP-binding cassetteトランスポーターファミリーに属する膜タンパク質であり、MRP4(Multidrug resistance-associated protein 4)としても知られている遺伝子およびタンパク質である。ヒトではABCC4遺伝子によってコードされており、細胞膜上に局在して様々な基質の輸送に関与している。
ABCタンパク質のひとつ。BCRPとも。
アガリクスに含まれ、抗がん作用を持つとされる物質。
特定の分子へ高い特異性を有する抗体と、主に殺細胞活性を持つ薬剤(低分子化合物)を結合させた医薬品。薬剤を標的細胞へ特異的に作用させることができる。抗体-薬物複合体(抗体-薬剤複合体)とも。
バソプレシンが過剰に分泌されている状態。悪性腫瘍や呼吸器感染症、中枢神経系の感染症や脳出血、神経変性疾患、薬剤などが原因となる。悪性腫瘍では、小細胞肺がんによる異所性ADH産生腫瘍によるものが最も多い。
アルデヒド脱水素酵素のひとつ。がん幹細胞に発現し、そのバイオマーカーとなる。
アセトアルデヒドを酢酸に代謝するデヒドロゲナーゼ。アルデヒドデヒドロゲナーゼのひとつ。
カルシウム結合タンパク質のひとつ。アポトーシス関連遺伝子2やPDCD6とも。
ALKの遺伝子と他の遺伝子(EML4など)が融合した遺伝子。ALK融合遺伝子陽性肺がんの原因となる。
ALK融合遺伝子陽性肺がんとは、ALK(Anaplastic Lymphoma Kinase:未分化大細胞リンパ腫キナーゼ)遺伝子と別の異なる遺伝子が何らかの原因で結合し、異常な融合遺伝子が形成されることによって引き起こされる非小細胞肺がんの一種である。
血液検査の項目のひとつ。アルカリフォスファターゼ。基準値は大体 100~300 IU。
ANGPTL1とは、アンジオポエチン様タンパク質ファミリーに属する分泌タンパク質の一つであり、主に血管新生の抑制や腫瘍の転移抑制などの多様な生物学的プロセスに関与している分子である。
ANGPTL7とは、アンジオポエチン様タンパク質ファミリーに属する分泌タンパク質であり、主として眼科学や腫瘍学の領域において研究されている分子である。 ヒトにおいてはANGPTL7遺伝子によってコードされており、角膜などの眼組織において比較的高い発現が確認されている生体分子である。
変異によって大腸がんの発症の原因となる遺伝子。APCタンパク質を発現する。
大腸がんの発症に関わる遺伝子のひとつであるAPCから発現するタンパク質。
APOBEC3Bとは、ヒトの第22染色体上に位置する遺伝子にコードされ、DNAおよびRNA中のシトシンをウラシルへと脱アミノ化する酵素ファミリーに属するDNAシトシンデアミナーゼである。
APOBEC3Dとは、ヒトを含む哺乳動物のゲノムに存在するAPOBEC3遺伝子ファミリーにコードされる酵素であり、主としてウイルスの複製を抑制する宿主防御機構に関与するサイトカイン誘導性のDNAシトシンデアミナーゼファミリーの一つである。
TNFのスーパーファミリーに属する分子。 CD256とも。BAFFとの相同性は33%である。
低分子量Gタンパク質であるがん抑制遺伝子。細胞小器官間のタンパク質輸送を行う輸送小胞の形成を調節する。ADPリボシル化因子とも。
BAFのサブユニット。卵巣明細胞腺がんの約45%、胃がんの約19%、膀胱がんの19%で突然変異が確認されている。
この遺伝子が変異して正常に働かなくなることで肝がんなどが引き起こされる。
ATG13とは、オートファジー(自食作用)の初期過程において重要な役割を果たすタンパク質であり、ULK1 キナーゼ複合体の構成要素の一つである。 真核生物の間で高度に保存されており、細胞内の栄養状態やストレスに応答してオートファジーの誘導を制御する中心的分子として機能する。
Aホルデインとは、精神神経科領域などで用いられる治療薬の名称であり、一般的にはハロペリドールを有効成分とする医薬品の商品名の一つである。
アルドラーゼのひとつ。B型アルドラーゼの10倍の酵素効率を持ち、がん細胞に多く発現する。
B-Rafとは、ヒト遺伝子の一つであり、細胞内のシグナル伝達経路であるMAPK/ERKシグナル伝達経路において重要な役割を果たすプロテインキナーゼをコードしている。
結核のワクチンに利用される細菌。
アポトーシスの抑制因子。1985年にがん遺伝子として発見された。