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HEALTH WORDS / 用語解説

ガラクトシダーゼ

galactosidase

このページの目次
  1. α-ガラクトシダーゼ(α-galactosidase)
  2. α-ガラクトシダーゼA(α-galactosidase A)
  3. ラクターゼ(lactase)

α-ガラクトシダーゼ(α-galactosidase)

リソソームに存在する加水分解酵素。

α-ガラクトシダーゼA(α-galactosidase A)

α-D-ガラクトシドを加水分解する酵素。リソソームに含まれる。

α-ガラクトシダーゼはオリゴ糖や多糖などの複雑な分子と同様に種々のα-D-ガラクトシドを加水分解することができる。加えて,種々のアルコール誘導体へのα-D-ガラクトース残基のO-転移を触媒する転移活性を有する。1

この酵素の活性の消失はファブリー病の原因となる。2

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ラクターゼ(lactase)

ラクトース(乳糖)をグルコースとガラクトースに加水分解する反応の触媒となる酵素。乳糖分解酵素やβ-ガラクトシダーゼ、ラクターゼ・フロリジン水解酵素とも呼ばれる。また、ラクトースから糖転移反応によってアロラクトースを生成する反応も触媒する。34

ラクターゼは、それを産生する生物の種類によって異なる性質を持つ。哺乳類では小腸粘膜(微絨毛膜)に存在する。56

成長するにつれ、ラクターゼが働かなくなるとされる。ラクターゼの働きが弱まると乳糖不耐症が起こる。

哺乳類のすべての乳児はラクターゼで乳糖を分解します。 乳児で急速に発達する脳の発育にガラクトースが必要といわれています。 成人ではガラクトースはグルコースから肝臓で生成できるようになり、 摂取する必要はなくなります。 乳児においては乳糖の分解は必須ですが、 成人では必要ない、ということとなり多くのほ乳類は成長とともにラクターゼ遺伝子のスイッチを切るような仕組みができ、ラクターゼを作らなくなります。プロモーター領域に特定の転写因子OCT1が結合しなくなることが実験的に示されています。7

一部の欧米人は成人後もラクターゼを産生するため乳糖不耐症とならない。この産生は遺伝子の突然変異によってもたらされたとされる。8

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参考文献・出典

  1. α-ガラクトシダーゼの構造と機能Ⅰ 小林秀行: http://www.koibuchi.ac.jp/about/report/29/pdf/report29_02.pdf ↩
  2. ファブリー病|腎・高血圧内科|順天堂医院: https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/zinzo/about/disease/kanja02_10.html ↩
  3. 198:β-ガラクトシダーゼ(Beta-galactosidase) - 今月の分子(Molecule of the Month) - PDBj: http://eprots.protein.osaka-u.ac.jp/mom/index.php?l=ja&p=198 ↩
  4. 信州大学 酵素化学研究室 セルラーゼの誘導機構を解明する研究: http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/chem010/research/research1.html ↩
  5. カビ由来 ラクターゼについて 後藤真孝: https://www.jstage.jst.go.jp/article/milk/61/3/61_239/_article/-char/ja/ ↩
  6. KAKEN — 研究課題をさがす | 2015 年度 実績報告書 (KAKENHI-PROJECT-24650505): https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-24650505/246505052015jisseki/ ↩
  7. 国立遺伝学研究所 乳糖不耐症そしてラクターゼ持続症: http://humgen.lab.nig.ac.jp/inoueColumn_01.php ↩
  8. 乳糖 ブドウ糖 ガラクトース - 福井大学: http://www.med.u-fukui.ac.jp/life/seimei/jizenshiryo0529.ppt ↩