HEALTH WORDS / 用語解説
トリプシン
trypsin
膵管から十二指腸に分泌される、セリンプロテアーゼに分類される消化酵素。エンドペプチダーゼに属する。前駆体はトリプシノゲン。1
リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸のカルボキシル基側のペプチド結合を加水分解する。23
トリプシンはタンパク質切断反応において特別なセリン(serine)アミノ酸を用いることから、セリンプロテアーゼ(serine protease)として知られている。4
トリプシンが膵臓のタンパク質を分解することで膵炎の原因となる。
トリプシンを分解するヒト腸内細菌が存在し、トリプシンの分解が細菌やウイルスなどの病原体の感染防御に寄与していることが報告されている。5
参考文献・出典
- トリプシン,trypsin: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/kouso/try.htm ↩
- Trypsin - 免疫組織データベース~いむーの Antibody Database – Immuuno: http://immuno2.med.kobe-u.ac.jp/20121206-3179/ ↩
- 技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5) ↩
- 日本蛋白質構造データバンク 46:トリプシン(Trypsin) - 今月の分子(Molecule of the Month) - PDBj: http://eprots.protein.osaka-u.ac.jp/mom/index.php?l=ja&p=046 ↩
- トリプシンを分解する腸内細菌の同定に成功-トリプシンを分解することで消化管恒常性を維持する-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/9/15/28-132000/ ↩