十二指腸
小腸の一部。長さが約30cmで胃の出口に付いている消化管。小腸の中では最も太く、その位置が固定されている。
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小腸の一部。長さが約30cmで胃の出口に付いている消化管。小腸の中では最も太く、その位置が固定されている。
十二指腸にある胆管と膵管の出口。十二指腸下行脚に位置する。ファーター乳頭とも呼ばれる。
十二指腸乳頭部(duodenal papilla) 十二指腸乳頭を参照。
十二指腸副乳頭 十二指腸乳頭のひとつ。 >副乳頭は,主乳頭から約 2cm(0.9~3.5cm)口側の十二指腸下行脚前壁に位置し,ほぼ球形をなす.大きさは平均 5.4mm(3.7~17mm)で主乳頭より小さく,その開口部も小さく,肉眼的にわからないことも少なくない
十二指腸の粘膜にできる潰瘍。
十二指腸腺(duodenal gland) ブルンネル腺を参照。
胃や十二指腸にある胃腺に存在する、ガストリンを分泌する細胞。
H2受容体拮抗薬とは、ヒスタミンH2受容体を競合阻害することにより、胃酸の分泌を強力に抑制する医薬品の総称であり、消化性潰瘍や逆流性食道炎などの治療に用いられるH2ブロッカーとも呼ばれる薬剤である。
十二指腸上皮粘膜において鉄イオンとは別にヘム鉄を吸収するトランスポーター。
十二指腸や空腸に存在し、コレシストキニンを分泌する細胞。
空腹期収縮に特徴的な消化管運動。約70〜80分の休止期を経て、約20分間持続するきわめて強い収縮力を持った収縮波群が胃、十二指腸から始まり小腸を肛門側へと伝播する。生理的には腸管内に溜まった食物や胃液、腸液を肛門側へと排出し、次の食事のための準備をする収縮と考えられている。IMMCとも。
胃のムチンタンパク質(粘液)の一種。主に胃、十二指腸のブルンネル腺で高発現する。
十二指腸粘膜内に存在し、セクレチンを分泌する細胞。
血管作動性腸管ペプチド(VIP)を異常に産生する機能性NET。膵臓や十二指腸に発生する。
アトロピン代用薬とは、アトロピンと同様に副交感神経のムスカリン受容体においてアセチルコリンと拮抗し、その作用を競合的に阻害することでコリン作動性の神経伝達を抑制する薬剤の総称である。 自律神経系のうち副交感神経の働きを遮断することから、一般に抗コリン薬あるいは副交感神経遮断薬とも呼ばれる。
十二指腸粘膜に存在する、トリプシノーゲンをトリプシンに変換できる唯一の酵素。エンテロペプチダーゼとも。
カリウム競合型酸ブロッカーとは、胃酸分泌の最終段階に関与するプロトンポンプ(H+,K+-ATPase)を可逆的かつカリウムイオンと競合的に阻害することで、強力な胃酸分泌抑制作用を示す薬剤である。 従来のプロトンポンプ阻害薬(PPI)と比較して、酸による活性化を必要とせず、投与後速やかにプロトンポンプを阻害するため…
金属元素の一つ。人体に最も多いミネラルで、体重の約2%(約1kg)を占めている。
重症熱傷のストレスによって胃や十二指腸に発生する消化性潰瘍。
胃の幽門や十二指腸の粘膜に存在するG細胞から分泌されるホルモン。胃液の分泌を促進したり、胃粘膜を肥厚させたりする作用を持つ。17個または34個のアミノ酸から成る直鎖のペプチド。
十二指腸や空腸のI細胞および回腸と結腸の神経細胞から分泌されるホルモン。
十二指腸粘膜内のS細胞や脳で生合成および分泌されるペプチド。十二指腸では膵液の分泌を促進させ、脳内では社会行動に関わるとされる。
α2-グロブリンのひとつ。肝臓由来のタンパク質。小腸や十二指腸から吸収されて肝臓に運ばれてきた銅と結合し、これらを各臓器に輸送する。血清中の銅の約90%を保持する。
膵臓腫瘍(ガストリノーマ)に胃酸の過剰分泌と難治性の消化性潰瘍が合併する状態。
豚の脳下垂体や十二指腸から単離されたオピオイドペプチド。ヒトではKNDyニューロンから産生される。オピオイド受容体(κOPR)のリガンドとなる。
トリプシンの前駆体(プロ酵素、チモーゲン)。膵臓から分泌され、膵液に含まれる。トリプシノーゲンとも呼ばれる。
膵管から十二指腸に分泌される、セリンプロテアーゼに分類される消化酵素。エンドペプチダーゼに属する。前駆体はトリプシノゲン。
ビタミンB12と結合するトランスコバラミン。唾液に含まれる。トランスコバラミンⅠやRタンパク質とも呼ばれる。
人体に必要なビタミンのひとつ。ビタミンBに分類される水溶性ビタミン。1948年に悪性貧血の特効薬として発見された。
世界人口の約半数に感染しているとされる、螺旋形のグラム陰性菌。正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれる。
ファーター乳頭(Vater's papilla) 十二指腸乳頭部を参照。
十二指腸に存在する、腸液を分泌する外分泌腺。十二指腸腺やブルンナー腺とも呼ばれる。
プロトンポンプ阻害薬とは、胃酸分泌の最終段階に関与するプロトンポンプ(H+/K+-ATPase)を特異的に阻害し、強力な胃酸分泌抑制作用を示す医薬品の総称である。
胃腺の主細胞から分泌される、ペプシンの前駆体(プロ酵素)。ペプシノゲンの約1%の量が血液中に存在する。ペプシノーゲンとも。
人体に必要なミネラルのひとつ。成人の体内には12〜20mgがあり、骨に全体の25%と最も多く存在する。次いで肝臓、膵臓、腎臓の順で存在する。血清中ではβ-グロブリンと結合して0.5〜2mg/Lが含まれる。
22のアミノ酸からなるポリペプチドのホルモン(ペプチドホルモン)。十二指腸から上部空腸に存在する。IMMCを引き起こす。
膵臓の内分泌腺。細胞の塊が島のように点在しているため、発見者のドイツ人の名前を取ってランゲルハンス島と名付けられた。膵島とも。
腸の絨毛間に存在し、腸液を分泌する外分泌腺。腸腺や腸陰窩、クリプトとも呼ばれる。
レチノール(ビタミンA)と脂肪酸のエステル。食品に含まれるレチニルエステルは十二指腸で吸収され、レチノールに変換される。
上腸間膜動脈とは、腹部大動脈の前壁から第1腰椎の高さで分岐し、下膵十二指腸動脈、空腸枝、回腸枝、回結腸枝、右結腸枝および中結腸枝を分枝して、下部食道を除く消化管のうち十二指腸下部から横行結腸までの栄養を主に司る太い動脈である。
食道、胃、十二指腸の総称。
肛門から血液成分または血液が混ざった便が排出される症状。腸管からの出血が原因。
内視鏡検査とは、細いファイバースコープや電子内視鏡を体内の消化管などの管腔器官や体腔に挿入し、直接粘膜などの内部を観察あるいは生検などの治療を行う検査手法である。
消化管内腔に流出した血液が、肉眼的に明らかな出血と確認できる状態で口腔から体外へ排出されること。吐血は暗赤色で気泡を含まない。気管からの出血である喀血とは区別される。
摂取した物質から栄養を吸収する消化管。長さは 5〜7m。胃から入り、出口は大腸へつながる。
胃にある十二指腸へ繋がる部位。周りに幽門筋がある。
幽門狭窄症とは、胃の出口である幽門部が何らかの原因によって狭くなり、胃内容物が十二指腸へスムーズに移行できなくなる疾患の総称である。 この病態には、乳児期に発症する先天性の疾患と、成人以降に消化性潰瘍や悪性腫瘍などの後天性要因によって引き起こされる疾患が含まれる。
後腹膜腔とは、腹腔の後方に位置し、前方は壁側腹膜で覆われ、後方は腹壁の筋や骨によって囲まれた解剖学的な領域のことである。
摂取した食物の消化と吸収に関わる器官の総称。消化器官とも呼ばれる。消化管は消化器の一部。
消化器系とは、口腔から肛門に至るまでの消化管と、唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化腺を含む一連の器官系であり、食物の摂取、物理的消化、化学的消化、栄養素の吸収、および排泄を担う生体システムである。
胃や十二指腸の内側が胃酸や消化液で侵食されてできる潰瘍。
摂取した食品が消化・排泄されるまでに通る器官の総称。腸管とも呼ばれる。
小腸の一部。十二指腸の後ろ、回腸の前に位置する。長さ約2.4cm、直径約2.7cm。
健常者の便を十二指腸に注入することで腸内細菌叢を改善する方法。クロストリジウム・ディフィシルによる再発性の感染症の治療として行われる。
小腸の輪状ヒダから伸びる、栄養吸収のための部位。腸絨毛や絨毛とも呼ばれる。
胆管の一部。肝臓の総肝管と胆嚢の胆嚢管が合流して、膵臓を貫いて十二指腸に繋がり、十二指腸に胆汁を運ぶ管。
人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合(21.3%)で消費する。重さは体重の約2%を占める(1.0〜1.5kg)。レバーとも呼ばれる。
主に生後2週間〜3ヶ月の乳幼児に見られる幽門の閉塞。母乳などの飲んだものを吐く症状が現れる(勢いよく吐く噴水様嘔吐)。筋肥厚性幽門狭窄症とも呼ばれる。
消化器(消化管)のひとつ。入り口は食道(噴門)、出口は十二指腸(幽門)に繋がる。胃液を分泌してタンパク質の消化を行う。摂取した食物や薬物が胃で滞留する時間は約2時間。容量は成人で1200〜1400mL。
胃カメラとは、先端に小型のカメラを内蔵した管を口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察するための医療機器、およびそれを用いた検査(上部消化管内視鏡検査)の通称である。