うつ病
気分障害のひとつ。気分が抑うつ的となる。鬱病とも表記される。
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気分障害のひとつ。気分が抑うつ的となる。鬱病とも表記される。
セロトニントランスポーター(5-HTT)の遺伝子のプロモーター領域における遺伝子多型。DNAメチル化状態と関連し、扁桃体の形態変化を通してうつ病などの精神疾患の病態に関係するとされる。
B5-Iニューロンとは、中枢神経系においてセロトニンを伝達物質として用いる脳幹の縫線核群、特に正中縫線核や背側縫線核などに存在する神経細胞の一種であり、主として下行性の疼痛制御や自律神経機能の調節に関与するニューロンである。
神経細胞の脂質ラフトに存在する膜タンパク質。神経細胞の極性の決定に関わる。
転写因子のNrf2とKeap1による、酸化ストレスに対する防御に関わる転写制御系。Nrf2-Keap1系とも呼ばれる。
ドーパミンなどのモノアミンの前駆体。アミノ酸のチロシンから生成される。レボドパやL-ドパとも呼ばれる。
脂肪酸としてドコサヘキサエン酸(DHA)を持つリゾホスファチジン酸(LPA)。
MAOとは、モノアミンオキシダーゼの略称であり、神経伝達物質などのモノアミンを酸化的に脱アミノ化する反応を触媒する酵素の総称である。
PDE4Bとは、ホスホジエステラーゼ4ファミリーに属する酵素の一種であり、細胞内のサイクリックAMP(cAMP)を加水分解して不活化する働きを持つ遺伝子およびそのタンパク質産物である。
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬。意欲低下や思考制止が見られるうつ病に有効とされる。
うつ病や統合失調症、躁状態などに対する抗精神病薬。商品名はエビリファイ。
うつ病の症状のひとつ。快感情を失い、これまで楽しいと思えていたことも楽しめなくなる状態。腹側線条体の血流低下が発症に関わると考えられている。無快楽症や無快感症とも。
イミダゾール基を有するアミノ酸結合体(ジペプチド)の総称。イミダペプチドやヒスチジン関連化合物とも呼ばれる。
うつ病や遺尿症の治療薬の有効成分。
うつ病に対する選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)。商品名はレクサプロ。
クロザピンを元に開発された統合失調症の治療薬(非定型抗精神病薬)。セロトニン受容体のひとつである5-HT6受容体を阻害する作用を持つ。
心身の働きを自分の意志で制御することが困難となる疾患。緊張病とも。統合失調症や老年期うつ病、精神障害、発達障害などで見られる。
第一世代の三環系抗うつ剤。商品名はアナフラニール。
脳内に存在する神経細胞以外の細胞群。支持細胞や神経膠細胞とも呼ばれる。
フェンシクリジンの誘導体。麻酔のひとつ。塩酸との塩(ケタミン塩酸塩)はケタラールという商品名で知られる。
肉体や精神にかかる負荷のこと。
D2受容体の選択的阻害剤。商品名はドグマチール。
ブロッコリーとその発芽物のブロッコリースプラウト(ブロッコリーの芽)に含まれるファイトケミカルの一種。イソチオシアネートのひとつでもある。
うつ病やパニック障害、心的外傷後ストレス障害に対するSSRI。
セレトニンとは、中枢神経系および末梢神経系に広く分布し、情動のコントロールや睡眠、体温調節など多様な生理的機能に関与する神経伝達物質および生理活性物質である。 化学名を5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)と称し、生体内では必須アミノ酸であるトリプトファンを前駆体として生合成される。
セロトニンをリガンドとする受容体。脳や消化管に存在する14種類が確認されている。脳の部位によってセロトニン受容体の働きが異なる。
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。地上部全体を乾燥させて使用される。セイヨウオトギリソウとも。
モノアミンのひとつ。チロシンに似た化学構造を持つ。分子式は C8H11NO
緑茶に含まれるアミノ酸。グルタミン酸の誘導体。
中枢神経に存在する、神経伝達物質のドーパミンを放出する神経細胞。報酬系やドーパミン産生神経細胞、ドーパミン作動性神経とも呼ばれる。
ニューロトランスポルターとは、神経伝達物質を細胞膜を越えて輸送する膜タンパク質の総称であり、神経伝達の調節やシグナル伝達の終結において極めて重要な役割を果たす分子である。
不安障害のひとつ。特別なきっかけもなく、突然、パニック発作と呼ばれる以下のような症状が現れる。通常、数〜十数分で治まる。うつ病や自律神経失調の原因となる。広場恐怖症を併発することがある。
SSRIのひとつ。うつ病やパニック障害、強迫性障害、社会不安障害、心的外傷後ストレス障害などに対して有効。
SSRIのひとつ。うつ病、月経前不快気分障害(重度の月経前症候群)、強迫性障害、パニック障害および神経性過食症の治療に使用される。
親が自分の子に対する対児愛着(ボンディング)を持てない状態。女性の場合、産後うつ病と同時に起こることが多いとされる。以下のような症状が見られる。
出産後の女性に起こる一過性のうつ。マタニティーブルーズとも。
メンタルヘルスとは、日本語では一般に「精神健康」あるいは「心の健康」と訳される、個人の精神的な状態や適応能力、およびその状態が良好に保たれている度合いを指す概念である。世界保健機関(WHO)の定義によれば、メンタルヘルスとは、単に精神疾患や障害がない状態にとどまらず、個人が自身の能力を発揮でき、日々の…
気分や情緒に関わる神経伝達物質のグループであるモノアミンの酸化を触媒するオキシダーゼ。モノアミン酸化酵素とも。
モノアミンオキシダーゼのひとつ。モノアミンに分類される神経伝達物質(ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン)を分解し、その量の調節を行っている酵素。
うつ病の治療薬。NMDA受容体に対する拮抗薬。
中枢神系とは、一般に中枢神経系の誤記あるいは略記として用いられる言葉であり、生物の神経系のうち脳および脊髄を中心とした中枢部分を指す概念である。厚生労働省の用語解説等において、神経系は脳や脊髄からなる中枢神経系と、そこから身体各部へ広がる末梢神経系に大別されることが示されている。生物学および医学の…
中脳腹側被蓋野とは、中脳の腹側、黒質の内側に位置し、ドーパミン作動性神経細胞が豊富に存在する脳の領域である。
前脳に存在する部位。報酬や意欲など高次機能を司る。また、快楽中枢であり、依存症やうつ病などの精神疾患との関連が深い。
内側手網核とは、間脳の一部である手網核を構成する左右一対の神経核の一つであり、大脳辺縁系と脳幹を結ぶ神経回路の中継点として情動や記憶、報酬系の制御に関与する構造物である。
再発とは、治療によって一度は消失したあるいは寛解した症状や疾病が、再び現れることをいう。
帯状皮質の一部。前部帯状皮質や前部帯状回とも。
前頭葉の最も前に位置する部位。ブロードマン領野の10野。将来の予測や計画立案に関わる。
気分障害のひとつ。鬱状態と躁状態を繰り返す疾患。躁うつ病とも呼ばれる。
パルス磁場による誘導電流で特定部位の神経細胞を繰り返し刺激して、うつ病によるうつ症状を改善させる治療法。
圧迫感とは、身体の表面あるいは体内の器官や組織に対して、外側あるいは内側から力が加わっているような持続的な重苦しさや疼痛を伴わない不快感を指す主観的な症状である。 臨床医学および基礎医学の領域において、この感覚は単なる触覚や圧覚の過敏状態にとどまらず、様々な疾患の重要な前兆や病態を表す生体反応として…
DSM-Ⅳ(精神疾患の分類と診断のマニュアル)で定義される、うつ病の診断基準。
誤った、強く確信された、訂正が困難な考えのこと。現実ではないことを信じ込み、他人の説得を受け付けない精神症状。うつ病など精神疾患で見られる。妄想性障害(パラノイア)とも呼ばれる。
うつ病に対する治療薬。以下の種類が存在する。
気分が正常の範囲を超えて高揚したり落ち込んだりすることが一定の期間継続する症状。
治療抵抗性とは、標準的な治療法や薬物療法を実施しても十分な臨床的効果が得られず、疾患の症状が改善しない状態を指す。 悪性腫瘍や精神疾患、感染症などの幅広い臨床領域において用いられる重要な概念である。
うつ病の治療法である薬物療法と休養を一定期間続けても改善しないうつ病。国内ではうつ病患者の約三割が該当するとされる。
一生のうちに一度はその病気を患う人の割合。うつ病は生涯有病率が13~17%と非常に高い。
産褥期の精神障害のひとつ。産後2〜4週の女性の10〜20%に起こるとされるうつ病。産後一年後に見られる場合もある。
産科学とは、妊娠、分娩、産褥の生理および病理に関する現象を研究し、臨床に応用する医学の一分野である。 母体と胎児の健康を保持し、安全に出産を迎えることを目的としている。
眼窩前頭野とは、前頭葉の底面、眼窩(眼球を入れる骨のくぼみ)のすぐ上に位置する脳の領域である。