甲状腺
首の喉仏の直下、鎖骨よりも上部に位置するH字型(蝶型)の臓器。咽頭弓(鰓弓)から発生する。重量は20〜30g。濾胞と呼ばれる小さい袋状の器官を多く持つ。濾胞内(濾胞腔)はコロイドであり、主にサイログロブリンが存在する。
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首の喉仏の直下、鎖骨よりも上部に位置するH字型(蝶型)の臓器。咽頭弓(鰓弓)から発生する。重量は20〜30g。濾胞と呼ばれる小さい袋状の器官を多く持つ。濾胞内(濾胞腔)はコロイドであり、主にサイログロブリンが存在する。
甲状腺に発生するがん。若い世代にも発症し、ほとんどの高齢者が甲状腺がんを持っているが、その進行は非常に遅く、生涯に渡って影響がない場合が多い。5年生存率はほぼ100%である。
甲状腺ホルモンの合成における主要な酵素(ヘムタンパク質)となるペルオキシダーゼ。
甲状腺から分泌されるホルモン。全身のほとんどの細胞に作用し、代謝を活性化する働きを持つ。
甲状腺ホルモンの分泌異常のひとつ。さらに以下の2種類に分類される。
悪性の甲状腺腫(甲状腺がん)のひとつ。甲状腺がん全体の80%以上を占める。年齢を問わず発症するが、進行は極めて遅くかつ無症状であるため、生涯治療の必要が無い場合もある。
脳下垂体前葉のTSH分泌細胞から分泌される、甲状腺ホルモンの分泌を調節するホルモン。チロトロピンやサイロトロピンとも。
甲状腺刺激ホルモンの分泌を促進するホルモン。プロチレリンとも。
甲状腺機能亢進症 バセドウ病のこと。
甲状腺からのホルモンの分泌量が低下する症状。症状は他の疾患でも見られるものが主であるため気付きにくい。
甲状腺がんの10%程度を占める悪性腫瘍。甲状腺乳頭がんに比べると血行性転移をしやすく、やや高齢者に多い傾向がある。
甲状腺濾胞細胞とは、甲状腺の実質組織において濾胞を形成する上皮性細胞であり、甲状腺ホルモンの合成、貯蔵および分泌を担う主要な細胞である。
甲状腺に起こる炎症。以下の種類がある。
甲状腺に関連した自己抗体が原因として起こる眼窩の炎症。
甲状腺にできる腫瘍。甲状腺腫瘍とも。
甲状腺腫瘍(thyroid tumor) 甲状腺腫を参照。
がんの診断から5年後に生存している患者の割合のこと。がん以外による死亡を除くため、実際には5年相対生存率の数値が使われる。
血液検査の項目のひとつ。アルカリフォスファターゼ。基準値は大体 100~300 IU。
B-Rafとは、ヒト遺伝子の一つであり、細胞内のシグナル伝達経路であるMAPK/ERKシグナル伝達経路において重要な役割を果たすプロテインキナーゼをコードしている。
シトクロムP450のひとつ。1αヒドロキシラーゼ(1α水酸化酵素)とも。
甲状腺の上部(上1/3)の甲状腺濾胞細胞の間に存在し、カルシトニンを産生する細胞。カルシトニン産生細胞や傍濾胞細胞とも呼ばれる。
脂質代謝に関わるリパーゼ。リポタンパク質の変換(IDLからLDL)に関与していることが知られている。肝性リパーゼや肝性トリグリセリドリパーゼとも。
LDL-CHO(低密度リポ蛋白コレステロール)とは、肝臓で作られたコレステロールを全身の末梢組織へ運ぶ役割を持つリポ蛋白に含まれるコレステロールの量のことである。
VDIRに含まれるDNA修復酵素。
多発性内分泌腺腫瘍症の1型。下垂体、副甲状腺、膵臓の三箇所に腫瘍が発生する。
MEN2とは、多発性内分泌腫瘍症2型(Multiple Endocrine Neoplasia type 2)の略称であり、複数の内分泌器官に腫瘍が発生する遺伝性の疾患である。
N-CoRとは、核内受容体コプレッサー(Nuclear receptor corepressor 1)の略称であり、主に転写抑制因子として機能するタンパク質分子である。
N-Rasとは、ヒトにおけるRASファミリーを構成する代表的な低分子Gタンパク質であり、細胞増殖や分化などの多様なシグナル伝達において分子スイッチとして機能するタンパク質である。 N-RasをコードするNRAS遺伝子は第1染色体の短腕(1p13.2)に位置しており、K-RasやH-RasとともにRasファミリーの主要なアイソフォームを形…
NTRK1とは、神経成長因子(NGF)の高親和性受容体であるTRKAをコードする遺伝子であり、ヒトの第1染色体の長腕(1q21-q22)に位置している。
ホスホジエステラーゼのひとつ。
骨代謝において中心的な役割を果たすGタンパク質共役型受容体。副甲状腺ホルモン1型受容体。
SGLTのひとつ。腎臓の近位尿細管に発現してグルコースの再吸収(尿細管細胞内への取り込み)を行う。精巣や脳動脈、小脳、大脳、甲状腺、肝臓にも発現する。
SLC5とは、様々な基質をナトリウムイオンと共に細胞内へと輸送する共役輸送体(共輸送体)のファミリーを指す。 人間のゲノムにおいては、SLC5遺伝子ファミリーとして複数の遺伝子がコードされており、膜タンパク質であるトランスポーターを形成する。
下水処理場排水中に含まれる、in vitroで甲状腺ホルモン(T3)と同等に作用する物質。TRIACは脳に移行し難い点でT3と異なる。
TRPV5とは、主として腎臓の遠位尿細管および接続尿細管に局在し、生体内のカルシウム能動再吸収において極めて重要な役割を果たすカルシウム選択的イオンチャンネルである。
脳下垂体前葉に存在し、甲状腺刺激ホルモン(TSH) を分泌する神経細胞。
脳や甲状腺、肺の細胞核内に発言する転写因子。肺腺がんにおいても多く発現する。
しわがれ声とは、音声の質の異常であり、声帯の振動障害や閉鎖不全などによって声が掠れたり、低く濁ったりする状態を指す一般的な症状である。 医学的には嗄声とも呼ばれ、日常会話における音声の伝達に支障をきたすことがある。
肝臓で合成され、血漿タンパク質の約60%を占めるタンパク質。血液検査の項目のひとつ(ALB)であり、基準値は大体 3.8~5.3g/dL。
インスリンの作用を阻害して血糖を上げる作用を持つホルモンの総称。
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症の治療薬。商品名はオルケディア。
唾液腺や腎臓、甲状腺などに発生する稀な上皮性良性腫瘍。
金属元素の一つ。人体に最も多いミネラルで、体重の約2%(約1kg)を占めている。
心筋細胞中にカルシウムが流入して心臓の筋肉が損傷を受ける現象。
副甲状腺に発現し、カルシウムをリガンドとする受容体。副甲状腺ホルモンの分泌調節に必須。カルシウム感知受容体とも。
甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)から分泌される、32個のアミノ酸からなるペプチドホルモン。前駆体はプロカルシトニン。
カルシトニン受容体とは、甲状腺のC細胞から分泌されるホルモンであるカルシトニン特異的に結合する受容体であり、Gタンパク質共役受容体のファミリーに属する膜受容体である。
先天性甲状腺機能低下症の通称。甲状腺そのものに原因がある原発性と、脳下垂体や視床下部に原因がある中枢性に分けられるが、国内では多くが前者であるとされる。
FGF19サブファミリーに属するタンパク質の受容体を発現する遺伝子。腎臓でFGF-23に結合するタンパク質として発見された。
ヨウ素の取込みを阻害し、甲状腺における甲状腺ホルモンの生成を抑制する物質の総称。代表的なものはゴイトリン。
甲状腺ホルモンの一種である芳香族アミノ酸。甲状腺のみで合成される。ヨウ素を4つ持つためT4とも表記される。チロキシンとも呼ばれる。
肝臓で産生される糖タンパク質。サイロキシンやトリヨードサイロニンなどの甲状腺ホルモンと結合し、これらを血液中で輸送する役割を持つ。
甲状腺ホルモンと結合するタンパク質のひとつ。
甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)およびトランスサイレチン(T4)の前駆体となる糖タンパク質。血液中に微量存在する。
甲状腺刺激ホルモンを参照。
人体に必須のミネラル。食品中にはセレノシステインなどのようにアミノ酸と結合した形で含まれる。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンの誘導体。脊髄小脳変性症の運動失調に対する治療薬。商品名はセレジスト。
甲状腺機能亢進症に対する治療薬。バセドウ病に対する第一選択薬として使用される。甲状腺のペルオキシダーゼを阻害し、またヨードサイロシンのトリヨードサイロニン、サイロキシンへの縮合を阻害する。商品名はメルカゾール。
甲状腺刺激ホルモンを参照。
骨形成促進薬として使用される副甲状腺ホルモン製剤。骨粗鬆症に対する治療薬。商品名はフォルテオ。