角化
ケラチノサイトが基底膜で分裂し、ケラチンを産生して分化しながら角質層へ移行すること。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
ケラチノサイトが基底膜で分裂し、ケラチンを産生して分化しながら角質層へ移行すること。
角化不全とは、表皮の角質層において核が消失せずに残存している病理学的状態を指す。
角化型疥癬とは、疥癬虫であるヒゼンダニが異常増殖し、全身に多数の皮疹や角質増殖を生じる重症の疥癬の病型である。
角化層 角質層を参照。
真皮の炎症(紅斑)と表皮の角化が同時に起こった皮膚の状態。
角化症(keratosis) -炎症性角化症 -遺伝性角化症 --毛孔性紅色粃糠疹5型
角化細胞(keratinocyte) ケラチノサイトを参照。
重層扁平上皮のうち、表層の細胞が角化して細胞核を失った状態となるもの。
セラミドの生合成に関わるレダクターゼ。3-ケトジヒドロスフィンゴシンをジヒドロスフィンゴシンに還元する。
コリントランスポーターのひとつ。高親和性コリントランスポーターとも。580個のアミノ酸で構成され、13回膜貫通ドメインを持つ。
コリントランスポーター様タンパク質のひとつ。輸送形態はプロトンとのシンポート。
DSPとはデスモプラキン(Desmoplakin)をコードする遺伝子であり、ヒトでは染色体6p24.3に位置している。
E-FABPとは、日本語で表皮型脂肪酸結合蛋白と呼ばれる分子量約15kDaのタンパク質であり、脂肪酸などの疎水性リガンドと可逆的に結合して細胞内輸送や代謝制御に関与するFABPファミリーの一員である。
HPV10とは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の遺伝子型の一つであり、主に皮膚の良性病変である尋常性疣贅(いわゆるイボ)などの皮膚疾患から検出されるウイルスである。ヒト乳頭腫ウイルスはパポバウイルス科に属する二本鎖DNAウイルスであり、粘膜や皮膚の上皮細胞に感染する特徴を持っている。
δ型ホスホリパーゼC(PLCδ)のひとつ。細胞質分裂が起こる際にPHドメインを介して分裂溝に局在しする。これはPIP2の分裂溝への分布と一致している。
ホスホリパーゼCのサブタイプのひとつ。様々な組織に発現するが、心臓で最も多く発現し、その発生や機能の調節において重要。
高い温度の知覚に関わる受容体。自由神経終末や表皮角化細胞に存在する。
最初に発見されたコラーゲン。皮膚から発見された。皮膚以外にも骨基質など生体に広く存在することが確認されている。
コラーゲンのひとつ。皮膚基底膜領域の接着分子である係留線維(アンカリングフィブリル)の構成成分であり、表皮真皮間、特に基底膜と真皮の接着に重要な役割を果たしている。
皮疹の表面に角化異常による鱗屑が付着し、これを剝がすと点状の出血が起こる現象。
褥瘡や皮膚潰瘍に対するプロスタグランジンE1製剤。商品名はプロスタンディン(軟膏)。
尖圭コンジローマに対する治療薬となるイミダゾキノリン。日光角化症に対しても有効とされる。商品名はベセルナ。
乾癬など角化症の治療に用いられるレチノイド。商品名はチガソン。
カスパーゼ14とは、主として表皮の最外層である角層に存在するタンパク質分解酵素(システインプロテアーゼ)であり、皮膚のバリア機能の維持や角質化(ケラチノサイトの最終分化)の過程において極めて重要な役割を果たす酵素である。
皮膚の表皮の90%以上を占める細胞。角化細胞や角質細胞、角層細胞とも。
爪や毛髪の主成分となるタンパク質。角化細胞に豊富に発現する中間径線維のひとつ。54種類が存在し、部位ごとに異なる種類が存在する。
表皮の構成要素。角化の際にインボルクリンやロリクリンがトランスグルタミナーゼ1やスルフヒドリルオキシダーゼによって細胞膜内側に架橋される不溶性の膜。辺縁帯や周辺帯、コーニファイドセルエンベロープとも。
ビタミンAを有効成分とする。角化した皮膚の症状を改善する。軟膏と呼ばれるがO/W型のクリーム状。
2つのシステインの酸化によって結合したアミノ酸。2つのシステインはジスルフィド結合によって繋がる。毛髪や皮膚、爪などの約10%を占める。
ジェスナー液とは、サリチル酸、乳酸、レゾルシンをエタノールに溶解した化学物質であり、主として皮膚科領域においてケミカルピーリングの目的に用いられる外用薬である。
セマフォリンのひとつ。難治性痒みの原因となる。
腫瘍など皮膚の病変を無侵襲で観察するためのルーペ。光の乱反射をおさえた拡大鏡。ダーモスコープによる検査はダーモスコピー検査と呼ばれる。
表皮の角化細胞同士の接着を行うタンパク質。角化細胞の細胞膜を一回通過する膜タンパク質で、細胞外にある領域にはカドヘリンリピートと呼ばれる110個程度のアミノ酸の配列を複数持つ。
デスモプレキンとは、細胞間接着装置の一つであるデスモソームを構成する主要なタンパク質であり、上皮細胞などの間で強力な機械的ストレスに対する耐性を維持するために不可欠な細胞骨格連結因子である。
ノルウェー疥癬とは、疥癬虫であるヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei) の寄生によって引き起こされる疥癬の極めて重症化した病型であり、別名で角化型疥癬とも呼ばれる。
尋常性乾癬などの角化症に対する治療薬となる活性型ビタミンD3の誘導体。商品名はオキサロール。
ロリクリンの遺伝子異常による角化異常症。
三次元培養表皮モデルとは、ヒト角化細胞を体外で培養し、生体の表皮組織構造や分化機能を三次元的に再構築した皮膚モデルである。
発疹のひとつ。直径1cm以下の皮膚の腫れ。
円(楕円)形の盛り上がった紅斑の上に、白色あるいは銀白色の角質が付着し、ときに自然に剥がれる皮膚疾患(炎症性角化症)。痒みは湿疹ほど強くない。他者には感染しない。
局所的に発生して徐々に拡大する隆起性の紅斑。境界明瞭な角化性紅斑であり薄い鱗屑が付着する。中央部には萎縮や脱色、周辺では色素増強が見られることが多い。
表皮の角化細胞を接着するデスモグレインを抗原とする自己抗体(IgG)ができることで起こる自己免疫疾患(自己免疫性水疱症)。
扁平上皮細胞からなる上皮。その構成の違いによって以下のように分類される。
紫外線によって起こる代表的な皮膚がん。皮膚の表面が乾燥・発赤してかさぶたができる。
皮膚がんのひとつ。表皮の有棘層を構成する有棘細胞のがん。日光に含まれる紫外線が原因とされ、国内の有棘細胞がんの約60%が日光露出部に発生すると言われる。
皮膚の奥のバルジに存在する幹細胞のひとつ。毛包で機能する幹細胞。毛を作るケラチノサイトの前駆体となる。
毛孔性角栓、融合傾向のある毛孔周囲性紅斑、掌蹠の過角化および頭部粃糠疹を特徴とする炎症性角化症。
毛孔性紅色粃糠疹のひとつ。遺伝性の角化症。
毛の表面を被う、一層で薄い鱗状の角化細胞。キューティクルとも。
毛の構成要素。毛髄質(メデュラ)と毛小皮(キューティクル)の中間にある毛の主要部分(毛髪の体積の82%)。コルテックスとも。
毛髄(もうずい)とは、哺乳類の毛髪や体毛の構造を構成する中心部分の組織であり、毛皮質(コルテックス)および毛小皮(キューティクル)とともに毛髪の主要な三層構造の一つを形成するものである。
毛髪の中心部。メデュラとも。
円形や環状の形をした赤色〜褐色の皮疹が生じる皮膚病。一度現れた皮疹は治ることがなく、徐々に数と大きさが増すことが知られている。皮疹ができる初期に強い痒みを伴う。
表皮と真皮浅層の炎症によって表皮の過角化を来す疾患の総称。乾癬や扁平苔蘚など。
疥癬虫(ヒゼンダニ)による皮膚の角質への寄生。痒みを伴う感染性皮膚疾患。重症型は角化型疥癬(ノルウェー疥癬)。
痒みを伴う皮疹(ほとんどが丘疹)。大きめの丘疹がほぼ等間隔に現れるという特徴がある。炎症と同時に表皮角化細胞の増殖性変化が見られる。他の疾患が原因となって発生する場合がある。
粘膜疹のひとつ。通常角化しない粘膜上皮が角化して白色に見えるようになったもの。
皮膚細胞とは、人体最大の臓器である皮膚を構成する多様な細胞の総称であり、外界からの物理的・化学的刺激に対する防御や生体防御、体温調節などの生体維持において極めて重要な役割を果たす組織である。 皮膚は主に、外側から表皮、真皮、皮下組織の3層構造に大別され、それぞれの層に特化した細胞が存在している。
粃糠疹とは、皮膚の表面に糠(ぬか)のような細かく乾燥した鱗屑(りんせつ)が付着する皮膚疾患の総称である。
皮膚の角質層を構成する角化細胞の周りに存在する脂質や脂肪酸のこと。脂質ラメラ。