鉄
ヘモグロビンの原料となり、主に酸素を細胞に運ぶ働きをするミネラル。食品の栄養素としての鉄を強調する場合は「鉄分」と表記されることもある。
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ヘモグロビンの原料となり、主に酸素を細胞に運ぶ働きをするミネラル。食品の栄養素としての鉄を強調する場合は「鉄分」と表記されることもある。
2価の鉄イオン(Fe2+)。体内では鉄(Ⅲ)イオンの還元によって生じ、腸管上皮細胞の血管側に存在するフェロポーチンを介して門脈に放出される。
3価の鉄イオン(Fe3+)。トランスフェリンに結合できる鉄イオンの状態。
鉄-プロトポルフィリンⅨ ヘムbを参照。
鉄のイオン。以下の二種類が存在する。
鉄ポルフィリン錯体 ヘム鉄を参照。
食品に含まれる鉄のこと。
鉄を主成分とする、その補給に用いられる薬剤。鉄欠乏性貧血の治療薬。造血剤とも。
微生物が行う、酸素の代わりに鉄を使う呼吸。
鉄染色 ベルリン青染色を参照。
ヘモグロビンの構成要素である鉄分の不足により貧血を来す疾患。身体が痩せて色白となることから、かつては萎黄病とも呼ばれた。
鉄硫黄タンパク質の活性中心。Fe-Sクラスターとも。
電子伝達系や酵素反応などに関わるタンパク質。多くの生物が普遍的に持つ。Fe-Sタンパク質とも。
不応性貧血のひとつ。芽球が骨髄で5%未満で環状鉄芽球が赤芽球の15%を占めるもの。
ミトコンドリアに鉄が異常に蓄積することが原因で、骨髄に環状鉄芽球が発生することを特徴とする貧血。
鉄過剰症
鉄硫黄クラスターのひとつ。複合体Ⅲの構成要素。
アミノ酸のひとつ。δ-アミノレブリン酸とも。
腸管上皮細胞上に存在し、消化管の鉄(Ⅲ)イオン(Fe3+)を鉄(Ⅱ)イオン(Fe2+)に還元する酵素。
鉄をはじめとする金属の二価の陽イオンを消化管の上皮細胞へ取り込むトランスポーター。鉄(Ⅲ)イオンなどの三価のイオンは透過させない。NRANP2とも呼ばれる。
白血病や骨髄異形成症候群などの世界共通の分類法のひとつ。1976年から分類・改定が行われてきた。
鉄硫黄クラスターを参照。
鉄硫黄タンパク質を参照。
セルロプラスミンのひとつ。
十二指腸上皮粘膜において鉄イオンとは別にヘム鉄を吸収するトランスポーター。
HIF-2αとは、低酸素状態に対する細胞の適応反応を仲介する主要な転写因子である低酸素誘導因子(HIF)の構成サブユニットの一つであり、EPAS1遺伝子によってコードされているタンパク質である。
低酸素誘導因子のひとつ。鉄の吸収に関わる転写因子。レグナーゼ1はPHD3のmRNAを分解することでHIF2αを安定化し、腸における鉄の吸収を促進する。
転写因子のひとつ。塩基性ロイシンジッパー構造を持つ。
腸での鉄吸収にかかわる遺伝子の転写を活性化する、HIF2αの分解を誘導する酵素。
Spi-CはPU.1などのEtsファミリーに属するタンパク質であり、特定の遺伝子の発現を調節することで免疫系の細胞の機能維持に深く関与している。
ヘムの合成における最初の反応である、グリシンとスクシニルCoAからδ-アミノレブリン酸を生成する反応を触媒するシンターゼ。ALAS2とも呼ばれる。
脂肪酸の不飽和化を触媒するデサチュラーゼのひとつ。二つの鉄イオンを補因子として持つ金属酵素でもある。
脚の表面の皮膚から深部の筋肉や骨にかけて、むずむずする不快な感覚が起こり、静止した姿勢(座る、寝る)をとりにくくなる症状。痒みや痛みなどを感じる場合もある。レストレスレッグス症候群または下肢静止不能症候群とも。
クエン酸回路において、クエン酸からシス-アコニット酸を経てイソクエン酸に異性化する反応を触媒する酵素。一般に鉄硫黄クラスターを有し、クエン酸とイソクエン酸の可逆的変換を触媒する。血清鉄の測定に応用されている。
アコニット酸ヒドラターゼとは、クエン酸回路(TCA回路)の構成成分であり、クエン酸からシス-アコニット酸をへてイソクエン酸への異性化反応を触媒する酵素である。
アマゾン原産のヤシ科の植物。その果実はブルーベリーによく似た形をしているが、1粒あたりの可食部は5%ほどしかない。
野菜のひとつ。地中海東部が原産のユリ科の永年性作物。日本へは明治の初めに北海道に導入された。
ヒユ科ヒユ属の植物の総称。雑穀の一種。タンパク質含量が高く、アレルギー性疾患患者に対する有用な栄養源になり得るとされる。
ムラサキの根に含まれる有機化合物。シコニンの異性体。塩基性で青色、鉄があると紫色を呈する。水に難溶であるが、アルコールや油によく溶ける。
ヨモギの一種(クソニンジン)から抽出されたマラリアの治療薬となるセスキテルペノイド。チンハオス(青高素)とも。
抗マラリア作用を有する有機化合物。
ピロリン酸第二鉄の商品名(アルフレッサ ファーマ株式会社)。
インジェラとは、東アフリカに位置するエチオピアなどの地域で主食として伝統的に食べられている、発酵させた生地を薄く焼き上げた平らなパンである。
フリーラジカルの消去作用を持つ芳香族化合物。
オランダガラシとは、アブラナ科に属する多年草の水生植物であり、一般にはクレソンという別名でも広く知られているヨーロッパ原産の野菜である。 我が国には江戸時代末期に渡来したとされており、現在では野生化して河川や用水路などに自生している姿も見られる植物である。
唾液腺や腎臓、甲状腺などに発生する稀な上皮性良性腫瘍。
細菌から哺乳類などの様々な生物種で保存されている酵素。牛乳に大量に含まれており、牛乳から初めて抽出・発見された。キサンチン酸化還元酵素とも。
キサンチンの脱水素を触媒するデヒドロゲナーゼ。分子量が15万のタンパク質2つからなる二量体。2個の鉄硫黄クラスター、FAD、モリブドプテリンの3種類の補酵素を持つ。
キシロースによって構成されるオリゴ糖。キシランがキシラナーゼによって分解されて生じるキシロビオース、キシロトリオース、キシロテトラオースなど。酸や熱に対する安定性に優れる。
鉄欠乏性貧血に対する鉄剤として使用される化合物。商品名はフェロミア。分子式はC6H5FeNaO7
高リン血症の治療薬となるリン吸着剤。クエン酸鉄(Ⅲ)とも。商品名はリオナ。分子式は C6H5FeO7
糖とタンパク質が共存する環境下で、酵素を介さずにこれらが結合する現象。非酵素的糖化反応とも。
アブラナ科の野菜(葉菜)のひとつ。関東地方でカブとアブラナとの交雑から生じたとされる。漢字では小松菜。名前の由来は江戸時代に東京の小松川で栽培されたためとされる。フユナ(冬菜)とも。
コークとは、石炭を高温で乾留(熱分解)することによって得られる、主として炭素からなる固形燃料および還元剤である。
静注する鉄剤。有効成分は水酸化第二鉄・デキストリン・クエン酸錯体。商品名はフェリコン。
細菌が分泌する、鉄をキレート作用によって取り込む化合物の総称。
ヘムタンパク質のひとつ。シトクロームとも呼ばれる。
酸化還元反応を触媒する酵素のグループ。鉄分子を1つ含むヘムタンパク質。チトクロムP450や、単にP450と呼ばれることもある。
シトクロームP450(CYP)とは、分子内にヘム鉄を補欠分子族として有するヘモプロテインの一種であり、主として基質の酸化反応を触媒する多様な酵素スーパーファミリの総称である。
透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善に用いられるリン吸着剤。商品名はピートル。