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HEALTH WORDS / 用語解説

オランダガラシ

オランダガラシとは、アブラナ科に属する多年草の水生植物であり、一般にはクレソンという別名でも広く知られているヨーロッパ原産の野菜である。1 我が国には江戸時代末期に渡来したとされており、現在では野生化して河川や用水路などに自生している姿も見られる植物である。2

オランダガラシは特有のピリッとした辛みと爽やかな苦みを有しており、その風味成分の主体となっているのはシニグリンなどの配糖体が酵素によって分解されて生じる辛味成分である。3 この辛味成分には食欲を増進させる働きや、消化を助ける生理作用があるとされている。1

栄養価の観点から見ると、オランダガラシは非常に優れた緑黄色野菜であり、緑黄色野菜の中でもトップクラスのビタミンCをはじめとして、ビタミンAの前駆体であるβ-カロテン、ビタミンK、さらにはカルシウムや鉄分などのミネラル類を豊富に含有している。4 これらの栄養素は、体内の活性酸素を抑制する抗酸化作用をもたらし、免疫力の維持や生活習慣病の予防に対して有用であると考えられている。5

また、オランダガラシにはカリウムも含まれており、体内の過剰なナトリウムの排泄を促すことで、血圧の調整をサポートする働きが期待されている。6 料理における利用法としては、肉料理や魚料理の付け合わせとして生食されることが多いほか、サラダ、スープ、おひたしなど幅広い調理法で親しまれている。1

参考文献・出典

  1. 農林水産省: https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0202/02.html ↩1 ↩2 ↩3
  2. 国立環境研究所 侵入生物DB: https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80090.html ↩
  3. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907044122396328 ↩
  4. 文部科学省 日本食品標準成分表: https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/m1450915_00001.htm ↩
  5. 国立健康・栄養研究所: https://www.nibiohn.go.jp/eiken/hyoka/index.html ↩
  6. 厚生労働省 e-ヘルスネット: https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-013.html ↩