HEALTH WORDS / 用語解説
ベリー
ベリーとは、植物学的な定義において、外果皮、中果皮、内果皮のすべての層が果肉として肉質化している果実である液果を指す用語である。1 一般の言語使用や栄養学、食品の文脈においては、木本または草本に実る小さく多肉な食用の果実全般を総称してベリーと呼ぶことが多い。2
植物学的な液果の代表例としては、トマトやナス、バナナなどが果実の構造上のベリーに該当する。1 一方で、狭義の液果の定義とは異なるものの、商業的および日常的な分類においては、イチゴやラズベリー、ブルーベリーなどが一般にベリー類として広く認知されている。2
現代の栄養学および公衆衛生学の分野において、多くのベリー類は優れた機能性食品として位置づけられている。3 ベリー類には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンをはじめとする強力な抗酸化物質が豊富に含まれている。3 これらのファイトケミカルは、体内の活性酸素を消去する作用を持つため、酸化ストレスに起因する様々な生活習慣病の予防や老化の抑制に寄与する可能性が研究されている。3
また、ベリー類は一般に食物繊維の含有量が高く、脂質代謝の改善や腸内環境の健全化、さらには血糖値の急激な上昇を抑える血糖コントロールの面からも健康上有益であると評価されている。2 ビタミンCやビタミンKなどの不可欠なビタミン類、およびカリウムなどのミネラルも豊富に含まれており、バランスの取れた食事を構成する重要な食品群の一つとなっている。1